診察室を訪れた子どもたちやその周囲の方々の言葉や姿に触れ、小児科医である著者が泣いたり、微笑んだり、驚いたりしながら、日々教えてもらってきたことを綴った一冊です。さまざまな障害のある方たちのアート作品が散りばめられた、まるで宝物のような本。「患者さん」である前に、そして「子ども」である前に、大切な「ひとりの人間」として子どもたちの尊厳と共にあるとはどういうことか。本書には、子どもへのまなざしを豊かにするためのヒントが詰まっています。
〈本書を彩るアート作品について〉
本書では,東京都調布市内の福祉事業所等のみなさまにご協力いただき,そこで創作活動をされている,さまざまな障害のある方々のアート作品を掲載しています.アーティストの方々に心から感謝を申し上げるとともに,読者の方にも,多彩な表現がちりばめられた特別な一冊を楽しんでいただけたら嬉しいです.