衛生薬学
改訂第3版
基礎・予防・臨床
編:今井 浩孝
編:小椋 康光
内容紹介
「骨太」をコンセプトとした衛生薬学の教科書.基礎をしっかり解説したうえに,アドバンストな内容や臨床現場とのつながり等も適宜紹介し,より深い理解を目指した構成が特長.今改訂では日本人の食事摂取基準2020に対応したほか,統計値や各種基準等の情報更新を行った.薬学教育モデル・コアカリキュラム「D衛生薬学」,4年制薬学教育参照基準に対応.
目次
【主要目次】
第1部 健康
第I章 社会・集団と健康
1 健康と疾病
A 健康と疾病
2 保健統計
A 人口統計の意義
B 人口統計と疾病統計
C わが国における死因別死亡率の変遷
3 疫学
A 疫学の役割
B 疫学の三要因
C 疫学の種類
D 疫学調査結果の解析
第II章 疾病の予防
1 疾病の予防とは
A 疾病予防の段階
B わが国の健康増進政策
2 感染症とその予防
A 感染症の特徴
B 感染症とその対策
C 予防接種
3 生活習慣病とその予防
A 生活習慣病の種類とその予防
B 食生活や喫煙などの生活習慣と疾病とのかかわり
4 母子保健
A 母子保健施策の概要
B 新生児マススクリーニングの意義と代表的な検査項目
C 母子感染
5 学校保健
A 学校薬剤師の役割
6 労働衛生
A 労働衛生
7 高齢者保健
A 高齢者保健対策アドバンス
第III章 栄養と健康
1 栄養
A 五大栄養素の役割
B 栄養素の消化,吸収,代謝
C 食品中の三大栄養素の栄養的価値
D 五大栄養素以外の食品成分の機能
E エネルギー代謝にかかわる基礎代謝量,呼吸商,推定エネルギー必要量
F 日本人の食事摂取基準(2020年版)
G わが国における栄養素摂取および健康状態の現状
H ライフステージにおける栄養の必要性
J ライフステージにおける疾患と栄養管理
K 疾病治療と栄養
2 食品機能と食品衛生
A タンパク質の変質
B 炭水化物の変質
C 油脂の変敗機構と変質試験
D 食品の変質に関与する因子と変質防止法
E 食品成分由来の発がん物質
F 食品添加物
G 特別用途食品と保健機能食品
H 遺伝子組換え食品
I 食品衛生に関する法的規制
3 食中毒と食品汚染
A 微生物による食中毒
B 自然毒による食中毒
C 化学物質食品汚染の具体例
第2部 環境
第IV章 毒性学
1 化学物質の毒性
A 化学物質の体内動態
B 化学物質の代謝
C 化学物質の毒性発現機構と標的臓器
D 化学物質の毒性
E 化学物質に対する生体防御機構
F 乱用薬物の健康および社会への影響
G 化学物質による中毒に対する処置
H 中毒原因物質の試験法
2 化学物質の安全性評価と適正使用
A リスクコミュニケーションに基づいたリスク回避
B 化学物質の毒性試験
C 毒性試験結果の解析・
D 化学物質の安全性評価
E 有害化学物質による人体影響を防ぐための法的規制
3 化学物質による発がん
A 発がん物質
B 遺伝毒性試験
C 多段階発がん過程
4 放射線の生体への影響
A 電離放射線の種類と性質
B 放射性核種と生体との相互作用
C 電離放射線の生体影響
D 電離放射線の防御
E 非電離放射線
第V章 生活環境と健康
1 地球環境と生態系
A 地球環境と生態系
B 化学物質の環境内動態
C 地球環境問題と国際的な取り組み
D 環境問題に関する討論
2 環境保全と法的規制
A 典型七公害と四大公害
B 環境基本法
C 公害・環境汚染防止のための法規制
3 水環境
A 上水
B 下水
C 水質汚濁
4 大気環境
A 大気環境と健康
B 大気環境汚染物質の測定
C 大気環境と気象条件
5 室内環境
A 室内環境を評価するための代表的な指標
B 室内環境と健康との関係
6 廃棄物
A 廃棄物の種類と処理
B 廃棄物処理の問題点と対策
C 医療廃棄物
索引
ISBN:9784524403721
。出版社:南江堂
。判型:B5
。ページ数:728ページ
。定価:7000円(本体)
。発行年月日:2020年03月
。発売日:2020年03月18日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MBN。