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講座 スポーツ整形外科学 第2巻

上肢のスポーツ外傷・障害 [肩・肩甲帯・上腕・肘・前腕・手関節・手部]

編:池上博泰
編:松本秀男

紙版

内容紹介

スポーツ整形外科では,スポーツ活動が困難となったときに,それぞれが求めるレベルへの復帰を支援するために適切な診療を行わなくてはならない.本書では,野球・水泳・テニスなど上肢を駆使する競技により外傷や障害が最も発生しやすい肩・肘・手における診断と治療の実際を豊富な図・写真をまじえて解説.競技特性を考慮した予防的アプローチ,競技復帰に向けてのポイントも加え,スポーツへの復帰に重点をおいた.スポーツ整形外科必携書。

目次

1章 スポーツによる肩・肩甲帯・上腕の外傷・障害
1.胸鎖関節脱臼
2.鎖骨骨折
3.翼状肩甲骨
4.肩甲上神経障害
5.胸郭出口症候群
6.肩鎖関節脱臼
7.肩関節脱臼[骨折],初回外傷例
8.反復性肩関節脱臼
9.野球肩,投球障害肩
10.肩峰下滑液包炎
11.Bennett病変
12.水泳肩
13.動揺肩
14.腱板損傷
15.関節唇損傷(SLAP損傷)
16.腕神経叢損傷
17.肩周辺のentrapment neuropathy(肩甲上神経を除く,腋窩神経,橈骨神経,長胸神経麻痺など)
18.上腕骨骨幹部疲労骨折+投球骨折
19.上腕二頭筋長頭腱障害

2章 スポーツによる肘・前腕の外傷・障害
1.尺骨神経障害
2.成長期の野球肘
3.成人期の野球肘
4.肘関節内側側副靭帯損傷
5.テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
6.肘関節脱臼
7.変形性肘関節症(野球以外)
8.上腕骨顆上骨折
9.前腕骨幹部骨折
10.橈骨遠位端骨折

3章 スポーツによる手関節・手の外傷・障害
1.舟状骨骨折
2.有鉤骨鉤骨折
手根骨の高エネルギー外傷,手根骨脱臼骨折(月状骨周囲脱臼を中心に)
4.Kienböck病(月状骨軟化症)
5.TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷
6.尺骨突き上げ症候群
7.腱鞘炎(de Quervain〈狭窄性腱鞘炎〉,手指屈筋腱腱鞘炎)
8.手根管症候群(手関節腱鞘炎も含む)
9.Guyon管症候群
10.手指の脱臼・脱臼骨折
11.中手骨骨折(CM関節脱臼およびボクサー骨折含む)
12.母指ロッキング+マレット変形
13.手指血行障害
14.スポーツによる爪・皮膚の損傷

著者略歴

編:池上博泰
専門編集:池上博泰(東邦大学医学部整形外科・教授)
編:松本秀男
総編集:松本秀男(日本スポーツ医学財団・理事長)

ISBN:9784521749020
出版社:中山書店
判型:B5
ページ数:250ページ
定価:15000円(本体)
発行年月日:2022年04月
発売日:2022年04月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SC