臨床薬学テキストシリーズ
セルフメディケーション/一般用医薬品・漢方薬・保健機能食品 完結
監:乾 賢一
他編:望月眞弓
他編:渡辺謹三
内容紹介
臨床現場の薬剤師には,薬理学的知識はもちろん,国民の健康維持・増進を支援するための幅広い知識が求められる.本書では,[薬理・病態・薬物治療]の各論として,1)セルフメディケーション,2)一般用医薬品,3)漢方薬および4)保健機能食品について,薬学と医学の共著により,最新知見を盛り込んでわかりやすく解説.サイドノートでは難解な用語を解説し,関連知識を補足.
目次
第1章 総論
1 健康管理とセルフメディケーション,養生法
2 セルフメディケーション支援と薬剤師
第2章 OTC薬の販売制度と特徴
1 OTC薬の販売制度
Mini Lecture:医薬部外品
2 OTC薬の特徴
3 薬剤師が行うOTC薬の相談対応と販売
1 相談対応とOTC薬販売の手順
2 相談対応時の情報収集
3 相談対応時の臨床判断と服薬指導
4 OTC薬選択のポイント
5 OTC薬の情報提供
6 販売後のフォローアップ
7 OTC薬の副作用
8 医薬品副作用被害救済制度,医薬品・医療機器安全性情報報告制度
第3章 各薬効群のOTC薬
1 解熱鎮痛薬
2 外用鎮痛消炎薬
3 鼻炎用薬
4 鎮咳去痰薬
5 かぜ薬
Mini Lecture:ドーピング
6 胃腸薬
7 止瀉薬,整腸薬
8 瀉下薬,浣腸薬
9 痔疾用薬
10 化膿性皮膚疾患用薬,口唇ヘルペス用薬
11 水虫・たむし用薬,膣カンジダ用薬
12 外用鎮痒消炎薬
13 口内炎用薬,うがい薬,のどスプレー
14 眼科用薬
Mini Lecture:乗物酔い止め薬
15 ビタミン主薬製剤,ビタミン含有保健薬,薬用酒
16 その他の特徴的なOTC薬
第4章 漢方薬
1. 総論
Mini Lecture:OTC薬の漢方製剤の特徴
2.配合生薬による系統的分類
1 桂枝湯類
2 麻黄剤
3 柴胡剤と?連剤(瀉心湯類)
4 大黄剤と承気湯類
5 附子剤
6 地黄剤
7 石膏剤
8 人参湯類と参耆剤
9 気剤
10 利水剤(苓朮剤)
11 駆瘀血剤
12 その他
3.漢方薬の応用
1 漢方薬の診断法・診察法
2 上部消化管症状に対する漢方治療
3 下部消化管症状に対する漢方治療
4 呼吸器症状に対する漢方治療
5 婦人科症状に対する漢方治療
6 加齢症状に対する漢方治療
7 アレルギー・皮膚症状に対する漢方治療
8 メタボリック症候群に対する漢方治療
9 その他
4.漢方薬の注意点
第5章 保健機能食品
1 保健機能食品の種類と法規
2 保健機能食品のエビデンス
3 主な保健機能食品
・薬学教育モデル・コアカリキュラム,薬剤師国会試験出題基準に準拠
・薬学と医学のコラボレーションにより,医療・臨床的な視点での解説が充実
・冒頭の「Point」欄にて、項目ごとの「要点」が一目瞭然
・サイドノートの「語句」「一口メモ」「豆知識」で,難解な用語を解説し関連知識を補足
・最新知見をとりあげたトピックスやコラムも充実
・学習内容と理解度確認のために,国家試験の出題傾向をもとに作成した確認問題を掲載
ISBN:9784521744568
。出版社:中山書店
。判型:B5
。ページ数:344ページ
。定価:4500円(本体)
。発行年月日:2021年09月
。発売日:2021年09月17日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MQP。