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薬剤師は業務内容拡大に伴い、他の医療職や患者と接する機会も増え、これまで以上にチーム医療の中で薬のスペシャリストとして活躍することが求められている。そこで本書は、薬剤師が医療スタッフの一員として必要となる「薬物治療学」「症候・臨床検査」「個別化医療」の知識・技術を身につけるべく、丁寧かつわかりやすく解説する。

第１章　薬物治療学総論
A．総論
1. 薬物治療の位置付け
2. 薬物治療に関わる薬剤師が修得すべき事項の概要
B．薬の作用と体の変化
1. 薬の作用
2. 薬の用量と作用の関係
3. アゴニストとアンタゴニスト
4. 受容体，イオンチャネル，トランスポーター
5. 細胞内情報伝達
6. 薬物動態
7. 薬物の選択，作用に関わる因子
8. 薬物相互作用
9. 薬物依存，耐性

第２章　症候・臨床検査
A．身体の病的変化を知る（症候）
１. .臨床判断における症候の位置づけと臨床判断に必要な能力
2. 各論　　要検討（ご相談をお願いします）
B．病態・臨床検査
1. 一般検査（尿検査，糞便検査，脳精髄液検査）
2. 末梢血液検査，血液凝固検査および動脈血ガス分析
3. 臨床化学検査
4. 免疫学的検査
5. 生理機能検査(心機能，呼吸機能，肝機能，腎機能，など)
6. 病理組織検査
7. 画像検査　
8. フィジカルアセスメント
C．医薬品の安全性
1. 薬物の副作用
2. 副作用疾患と原因医薬品
3. 薬害，薬物乱用と健康リスク

第3章　個別化医療
A．総論
B．個別化医療の現状と未来
C．コンパニオン診断・医薬品
D．バイオマーカー
E．遺伝的要因
F．年齢的要因
G．臓器機能的要因
H．その他の要因

監：乾　賢一
監修・乾　賢一（京都薬科大学名誉教授）

他編：赤池　昭紀
担当編集・赤池昭紀（京都大学名誉教授）

他編：河野　武幸
ゲスト編集・河野武幸（摂南大学薬学部教授）