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数理科学セミナー

ウェーブレットと直交関数系

著:G.G.ウォルター
他訳:榊原 進

紙版

内容紹介

ウェーブレット応用に重要な直交関数を初めて解説

 ウェーヴレットは1980年代後半に急速に発展し,いまやフーリエ解析とならんで信号処理や応用数学において必要不可欠のテーマである。本書は工学的な信号処理の観点から書かれている本が多い中で,ウェーブレットを主に直交関数系から捉え,数学的な内容を応用に関連させて提示しているユニークな本である。全体としてコンパクトにまとめられているが,原著者と緊密な連絡をとり必要に応じて訳者注を添え本文の説明を補うようにした。また日本語の文献リストも付け加えてある。本書のレベルは,工学および数学の大学院生が読めるように設定されている。大学院初学年程度の実解析と複素解析の知識を仮定している。

目次

第1章 直交関数の級数11
第2章 緩増加超関数入門
第3章 直交ウェーヴレット入門
第4章 Fourier級数の収束と総和法
第5章 ウェーヴレットと緩増加超関数
第6章 直交多項式
第7章 そのほかの直交関数系
第8章 ウェーヴレット展開の各点収束
第9章 Shannonの標本化定理
第10章 平行移動不変性と伸張不変性
第11章 直交級数による正則関数表示
第12章 統計学における直交関数系
第13章 直交関数系と確率過程
参考文献

ISBN:9784501618704
出版社:東京電機大学出版局
判型:A5
ページ数:314ページ
定価:3900円(本体)
発行年月日:2001年04月
発売日:2001年05月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBK