第1部 イメージセンサの基礎
第1章 イメージセンサの構造と動作
1.1 画像システムにおけるイメージセンサの位置づけ
1.2 イメージセンサとは何か
1.3 各種半導体イメージセンサ
1.4 IT-CCDイメージセンサ
1.5 FIT-CCDイメージセンサ
1.6 市松画素配列イメージセンサ
1.7 CMOSイメージセンサ
1.8 CMOSイメージセンサのオンチップADコンバータ
1.9 CCDとCMOSイメージセンサの性能,機能比較
1.10 イメージセンサのシミュレーション技術
第2章 CCD発明に至る基礎技術
2.1 フィルムカメラ技術
2.2 撮像技術
2.3 MOS構造
2.4 電荷転送概念と素子構造
2.5 メインメモリの開発競争からCCDの誕生へ
2.6 ベル電話研究所のCCDはなぜ成功しなかったか
第2部 イメージセンサ開発と商品化の事例(ケーススタディ)
第3章 CCDの研究開発
3.1 CCDに出会うまで
3.2 なぜCCDの研究をはじめたか
3.3 研究ターゲットの設定
3.4 初期のCCD研究
3.5 死の谷の始まり
3.6 学会発表に対する考え方
3.7 ソニーの半導体を生き返らせる
3.8 CCD基本技術の開発
3.9 CCD解散の危機
第4章 カムコーダ,電子カメラ,HDカメラの商品化
4.1 CCDイメージセンサ構造の戦い
4.2 CCD実用化への技術開発
4.3 航空用CCDカラーカメラ商品化とデジタルカラーカメラの開発
4.4 CCDカメラ一体型8ミリビデオと,電子スチルカメラの開発
4.5 CCD生産ラインの構築
4.6 ロボティクスCCDカメラの商品化
4.7 CCDカメラ一体型8ミリビデオの商品化
4.8 プロ用CCDカラーカメラの商品化
4.9 縦構造IT-CCDとカムコーダCCD-V90の商品化
4.10 オンチップマイクロレンズとハンディカムの商品化
4.11 HD用200万画素FIT-CCDカラーカメラの商品化
4.12 LCDビューファインダの商品化
第5章 CMOSセンサの勃興とデジタルカメラ,カメラケータイへの市場拡大
5.1 HD-CCD以降の技術停滞
5.2 カシオQV-10の衝撃(デジタルスチルカメラのビジネス立ち上げ)
5.3 CMOSイメージセンサの勃興と技術革新
5.4 シャープJ-SH04による携帯電話新時代
第6章 知的財産権と特許裁判
6.1 開発初期の知的財産権の戦い
6.2 CCD特許訴訟
第3部 最先端のイメージセンサ
第7章 イメージセンサの最先端技術
7.1 画素微細化,多画素化技術
7.2 高感度化技術
7.3 広ダイナミックレンジ化技術
7.4 高速化技術
第8章 イメージセンサの多様化と拡大する応用システム
8.1 動画ビデオカメラ対応イメージセンサ
8.2 静止画デジタルカメラ用イメージセンサ
8.3 カメラ付き携帯電話用イメージセンサ
8.4 放送用,映画撮影用イメージセンサ
8.5 医療用イメージセンサ
8.6 自動車用イメージセンサ
8.7 セキュリティ用イメージセンサ
8.8 タブレット端末用イメージセンサ
第9章 イメージセンサ技術の将来展望
9.1 イメージセンサ有機
9.2 アダプティブ光学系
9.3 応用分野
Appendix 画素配列に関する数学的取り扱い
索引
むすび
謝辞