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童心社の絵本

みどりのほし

著:林 木林
絵:長谷川 義史

紙版

内容紹介

なんだかつまんない日、ぼくはふと、テーブルの夏みかんをみる。「あっ、なつみかんのてっぺんに、みどりのほし、みぃつけた」やさいにも花にもみつけた、みどりのほし、ほし、ほし! 葉っぱのながれぼしを追いかけて走ったぼくは、草の上で大の字になってともだちと手をつなぐ。ぼくたちはみんなほしのこども…。林木林さんのみずみずしい言葉と、長谷川義史さんののびやかな絵で描かれる、小さな発見から大きく広がる心の世界。
「こどもの詩 周南賞」で入賞したこどものうたの歌詞の世界からうまれた作品。くだものや野菜の「へた」を「みどりのほし」と表現する、詩人ならではの発見と言葉が読者の想像を広げます。林木林さんはブログで、「地球には小さな緑の星たちがたくさん輝いて、その輝きが地球の緑を輝かせている。なんてすばらしいことでしょう」と書いています。自分のいのちや自然、ともだちのいのちの輝きを感じる作品です。

著者略歴

著:林 木林
はやしきりん。山口県生まれ。詩人、絵本作家、作詞家。「夕焼け」で詩と思想新人賞受賞。詩集に『植星鉢(ぷらねたぷらんた)』(土曜美術社)、絵本に『どんなふうに みえるの?』(鈴木出版)『せかいいちのいちご』(小さい書房)『ダジャレーヌちゃん世界のたび』(303 BOOKS)など多数ある。『ひだまり』(光村教育図書)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。
絵:長谷川 義史
はせがわよしふみ。大阪府生まれ。グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て、『おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版) で絵本作家としてデビュー。絵本に『おひざでだっこ』(童心社)など多数ある。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。

ISBN:9784494012473
出版社:童心社
判型:B5変
ページ数:32ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年07月
発売日:2020年07月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA