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ブランシャール マクロ経済学 上

第2版

基礎編

著:オリヴィエ・ブランシャール
他訳:中泉 真樹
他訳:知野 哲朗

紙版

内容紹介

マクロ経済学の初級から中級レベルの入門書として世界的に評価の確立した教科書。IMFチーフエコノミストとして世界経済の最前線で長年闘ってきた経験が随所に活かされ、提示した理論モデルが現実の経済動向の解明や政策立案にどう活用できるか、という視点もつねに欠かさない。マクロ経済学を学ぶことがエキサイティングになるテキスト。
上巻では、金融危機の教訓をマクロ経済モデルに取り込んだ形の新しい章(第6章、第9章)や改訂した章が(第5章)が特徴的。
下巻は、期待の果たす役割や開放経済についての拡張モデルを丁寧に解説したうえで、現実の経済政策をこうした理論モデルを使って再度検討する。

目次

目次[ダイジェスト]
上 基礎編
第1部 イントロダクション
 第1章 世界経済の概観
 第2章 本書の案内
第2部 短期
 第3章 財市場
 第4章 金融市場Ⅰ
 第5章 財市場および金融市場とIS-LMモデル
 第6章 金融市場Ⅱ:IS-LMモデルの拡張
第3部 中期
 第7章 労働市場
 第8章 フィリップス曲線、自然失業率およびインフレーション
 第9章 短期から中期へ:IS-LM-PCモデル
第4部 長期
 第10章 経済成長の概観
 第11章 貯蓄,資本蓄積および産出量
 第12章 技術進歩と成長
 第13章 技術進歩:短期、中期および長期

著者略歴

著:オリヴィエ・ブランシャール
オリヴィエ・ブランシャール
ピーターソン国際経済研究所上級フェロー、MIT名誉教授
1977年にマサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学の学位を取得,その後ハーバード大学で教鞭をとりはじめ,1982年にMITに戻った。そして1998年から2003年まではMITの経済学部長を務めた。2008年には国際通貨基金(IMF)の研究部門の顧問(チーフエコノミスト)に就任した。2015年の10月以降は,ワシントンにあるピーターソン国際経済研究所で上級フェローを務めている。加えて,MITの名誉教授でもある。
 Quarterly Journal of EconomicsやNBER Macroeconomics Annualの編集長を務めており,AEJ Macroeconomicsの創刊時の編集長でもあった。エコノメトリック・ソサイエティのフェローであり,同理事を務めたこともある。米国経済学会では副会長・会長も務めた。

他訳:中泉 真樹
中泉 真樹(ナカイズミ マキ)
國學院大學経済学部教授
1957年東京都生まれ.80年東京都立大学経済学部卒業.86年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了.東京都立大学経済学部助手を経て,現在,國學院大學経済学部教授.
他訳:知野 哲朗
知野 哲朗(チノ テツロウ)
東京学芸大学名誉教授
1953年埼玉県生まれ.78年東京学芸大学教育学部卒業.84年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了.東京学芸大学教育学部助教授,立命館大学経済学部教授,岡山大学経済学部教授,東京学芸大学教育学部教授を経て,東京学芸大学名誉教授.

ISBN:9784492315286
出版社:東洋経済新報社
判型:A5
ページ数:624ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA