著:Carita Harju
Carita Harju
「サウナ・フロム・フィンランド協会」代表
1972年生まれ、フィンランド在住。「サウナ・フロム・フィンランド協会」代表。
健康やウェルネス、観光面における、フィンランド・サウナ体験のブランディングやマーケティング拡大に可能性を感じ、2010年に「サウナ・フロム・フィンランド協会」を設立。世界中にフィンランド・サウナの伝統や独自性に基づくサウナ体験を広めることを協会の目標に掲げ、国内外200以上のサウナ関連企業や事業者とのネットワークを率いる。
2016年に初の著書『Sauna¬¬¬-aito suomalainen elamys(サウナ--本物のフィンランド体験)』(キルヤカーリ社、未邦訳)をフィンランド語、英語、中国語で出版。本書は2021年出版の『Hyvaa oloa saunomalla,Saunafulness(サウナで心地よさを--サウナフルネス)』(ヴィーサス・エラマ社)をもとに、日本オリジナル版として加筆、編集された。
自宅にはサウナを2室所有し、家族とほぼ毎日サウナ浴を楽しんでいる。
訳:こばやし あやな
こばやし あやな(コバヤシ アヤナ)
サウナ文化研究家、フィンランド在住コーディネーター、翻訳家。
サウナ文化研究家、フィンランド在住コーディネーター、翻訳家。1984年岡山県生まれ、大阪・神戸育ち。大阪大学大学院に在学中、フィンランド・ヘルシンキ工科大学(現アールト大学)建築学科に留学し、帰国後にフィンランド語の独学を始める。
東京で雑誌編集者として働いたのち、2011年フィンランドに移住しユヴァスキュラ大学大学院人文学研究科で芸術教育学を学ぶ。同時期に在住コーディネーター、ライター、通訳翻訳家としての活動を開始。
「フィンランド公衆サウナの歴史と意義」というテーマで執筆した修士論文が学内最優秀論文に選ばれ、2016年に同大学院修士課程を首席で修了。
卒業後に起業しコーディネート業務を続けるかたわら、サウナ文化のエキスパートとして、日フィン両国のメディア出演や講演活動、諸外国の浴場文化のフィールドワークを行なっている。2019年に『公衆サウナの国フィンランド』、2021年に『クリエイティブサウナの国ニッポン』(ともに学芸出版社)を出版。
監:Jari Laukkanen
Jari Laukkanen
循環器専門医、東フィンランド大学医学部内科学教授。
循環器専門医、東フィンランド大学医学部内科学教授。
1998年に医師免許を取得し、2006年クオピオ大学(現東フィンランド大学)で博士号取得。2007年以降、循環器専門医として中部フィンランド中央病院などに勤務する傍ら、研究医としても実績を重ね、ユヴァスキュラ大学、東フィンランド大学で循環器研究科の教授を務める。2015年以降、定期的なサウナ浴が血圧の低下や心血管疾患のリスク軽減につながることを裏付ける研究論文を次々に発表し、世界的に注目を集める。
2020年には、フィンランド・サウナ協会がサウナ分野で優れた活動実績をつくった功労者に贈るロウリュンヘンキ賞を受賞。サウナ研究に関する代表著書(共著)に『Sauna Keho & Mieli』(ドセンド社、2020年)がある。