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「まったく書けない」子の苦手を克服!教室で使えるカクトレ 低学年

監:曽根朋之
監:茅野政徳
他編:安藤浩太

紙版

内容紹介

「子どものつまずき」を分析して考案した「書けるようになる」ためのワーク!
本書の概要
子どもが書けないのは「書き方が分からない」から!「読点」や「主語述語のねじれ」などの基本から身に付けていき、「日記」「観察文」「創作文」などを書けるようにしましょう!
本書からわかること
コピーOK!普段の授業でも、朝学習や帯学習、宿題でも、手軽に使える3ステップ
ステップ1 みにつけよう―「長音」「促音」「敬体・常体」などの基本的なこと
ステップ2 やってみよう―「オノマトペ」「書き出しの工夫」などレベルアップ
ステップ3 のばそう―「日記」「観察文」など教科書に登場する文種を書けるように



「書くこと」は劣勢?
令和3年度全国学力・学習状況調査の記述問題(意見文)の正答率56・7%、無回答率9・5%。10人に1人が「全く書けない」問題があります。 本書製作に当たっては、学習指導要領の育てたい資質・能力をまず洗い出すことから始めました。系統的に「書くこと」の力を育てていく意識をもち、現場の子どもたちの反応も見ながらワークシートをよりよいものにしてきました。 スマートフォンの普及により、子どもたちの中では「打つこと」の意識が高まっているかもしれません。そこでは文面を考えることよりも、単語でもいいから、迅速にコミュニケーションすることを意識しているでしょう。 一方で、本来の「書く力」を育てれば、自分の考えを整理し、遠くの人、遠い未来にまで自分の考え残すことができます。この時代だからこそ、「書くこと」の指導を充実させていきたいところです。
こんな人におすすめ
目指したのは、子どもが自信をもって、しっかりと文を綴り、その積み重ねによって文章を書き上げる力を身に付けてくれることです。本書が、書けるようになりたいと願う子どもと、それを支える先生方の一助となれば幸いです

目次

第1部 「書くこと」の力を育てよう!
第1章 理論編・書くことの土台を気付く
第2章 低学年の書くこと指導のポイント

第2部 「書くこと」ワーク&授業での活用イメージ
第1章 みにつけよう
①ひらがなとカタカナの使い分けを理解する〔カタカナで書く語〕
②長音の表記を理解する〔長音〕
③表記のルールを知る①〔促音〕
④表記のルールを知る②〔拗音・撥音〕
⑤「は」「へ」「を」の表記の使い分けを理解する〔助詞〕
⑥かぎの適切な使い方を理解する〔かぎ(「」)〕
⑦丁寧な文の書き方を知る〔敬体〕
⑧句読点の適切な打ち方を知る〔句点、読点〕
⑨正しい語や文の続き方を知る〔語や文の続き方〕
⑩主語と述語の適切な組み合わせを知る〔主語・述語〕

第2章 やってみよう
①様子を詳しく伝える文を書く〔オノマトペ〕
②正確に伝える文を書く〔数字・色〕
③読み手が様子を想像できる文を書く〔比喩〕
④読み手をひきつける文を書く〔書き出しの工夫〕
⑤読み手の興味を引く文を書く〔問いかけ〕
⑥かぎを使って文を書く〔かぎ(「」)〕
⑦伝わりやすい文を書く〔順序をあらわす言葉〕
⑧文末に気を付けて文を書く〔文末表現〕
⑨単語と助詞を組み合わせて文を書く〔文節〕

第3章 のばそう
①様子や気持ちの伝わる日記を書く〔日記〕
②事物を正確に伝える記録文を書く〔記録文(観察文)〕
③絵と文で事物の特徴を伝える文を書く〔図鑑〕
④事物を説明する文を書く〔説明文(説明書き)〕
⑤ストーリーのある物語文を書く〔創作文〕

6学年の系統表
解答編

著者略歴

監:曽根朋之
東京学芸大学附属竹早小学校教諭。日本国語教育学会、創造国語に所属。『板書で見る全単元の授業のすべて 国語 小学校3年上・下』(東洋館出版社)、『指導と評価』(図書文化)、『教育科学 国語教育』(明治図書)など一部執筆。
監:茅野政徳
山梨大学大学院 准教授
川崎市の公立小学校に勤務後、横浜国立大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校で教鞭をとり、現在の山梨大学へ。2020年 光村図書出版小学校国語教科書編集委員など歴任

ISBN:9784491049212
出版社:東洋館出版社
判型:B5
ページ数:144ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:JNU
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:JNW