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戦国の図書館

著:新藤 透

紙版

内容紹介

戦国時代は、日本中に書籍が浸透し、京都の文化が地方へ伝播していった重要な時代。
図書館が存在しない時代に、さながら図書館のような役割や機能が垣間見える、守護・戦国大名らと京都の公家や学者、連歌師との書籍を通じた交流から分析した意欲作。

目次

第一編 武家・公家の文庫と西洋図書館の日本伝来
 第一章 戦国時代とは
 第二章 足利将軍家の書籍蒐集
 第三章 大内氏歴代の文芸趣味と殿中文庫
 第四章 西国・東国・北国諸大名の書籍蒐集
 第五章 応仁の乱後の公家文庫 ほか
第二編 戦国最大の図書館・足利学校
 第一章 足利学校の創建年
 第二章 室町幕府と鎌倉公方足利持氏の対立
 第三章 足利学校の教育
 第四章 戦国時代の足利学校と戦国武将の保護 ほか
第三編 情報センターとしての公家と連歌師
 第一章 三条西実隆
 第二章 三条西実隆が行った書籍の貸与
 第三章 三条西実隆が行った書籍の借用
 第四章 三条西実隆が行った書籍の書写・校合
 第五章 三条西実隆が行った書籍貸借・売却の仲介
 第六章 三条西実隆が行ったレファレンス ほか

著者略歴

著:新藤 透
1978年、埼玉県熊谷市生まれ。2006年、筑波大学大学院博士後期課程図書館情報メディア研究科修了。博士(学術)。現在、國學院大學文学部教授、図書館情報学、歴史学(日本近世史)専攻。著書に『図書館と江戸時代の人びと』(柏書房、2017年)、『『図書館の日本史』(勉誠出版、2019年)など。

ISBN:9784490210378
出版社:東京堂出版
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2020年08月
発売日:2020年08月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLK