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近代日本奇術文化史

著:河合 勝
著:長野 栄俊
著:森下 洋平

紙版

内容紹介

本書は、2016年に文化庁の補助事業として公益社団法人日本奇術協会から発行された『日本奇術文化史』(河合勝・長野栄俊共著。同書は2017年に東京堂出版からも刊行)の続編にあたるもので、幕末から昭和20年までの約100年間の日本における西洋奇術の歴史をまとめたものである。
前作同様、資料に基づく正確な奇術史の作成を目指すとともに内容の理解を補助するための図版850点を収めた。

目次

まえがき

第一部 近代日本奇術の歴史
 序 章 奇術史研究のあゆみ
 第一章 幕末奇術史(幕末期)
 第二章 「西洋手品」の流行(明治前期)
 第三章 松旭斎天一とその時代(明治後期)
 第四章 松旭斎天勝とその時代(大正~昭和前期)
 第五章 海を渡る日本人奇術師(明治~昭和前期)
 第六章 奇術と映画(明治~昭和前期)
 第七章 奇術と戦争(明治~昭和前期)
 終 章 現代奇術界と奇術史研究の新地平

第二部 近代日本奇術師列伝

第三部 西洋奇術演目図説
 西洋奇術の演目について
 西洋奇術演目一覧
 西洋奇術演目図説

第四部 資料編
 日本奇術興行資料図録(明治・大正・昭和前期)
 日本奇術書目録(明治・大正・昭和前期)

参考文献一覧

あとがき

著者略歴

著:河合 勝
1945年、愛知県蒲郡市生まれ。三重大学教育学部卒業。元愛知江南短期大学教授。奇術史研究家。奇術史文献収集家。日本奇術協会名誉会員。1982年、第15回FISMローザンヌ(スイス)大会出演。著書に『保育に生かすマジック』(明治図書出版、1995年)、『日本奇術演目事典』(日本奇術博物館)。論考に「日本古典奇術『胡蝶の舞』について」、「日本古典奇術『水芸』について」などがある。

著:長野 栄俊
1971年、石川県小松市生まれ。金沢大学大学院文学研究科修士課程修了。福井県立図書館司書。歴史研究者。幕末の福井藩に関する論考のほか、共著に『妖怪文化研究の最前線』(せりか書房、2009年)、奇術史の論考に「松旭斎天一と福井藩陪臣牧野家」、「松旭斎天一の新出写真資料について」、「松旭斎天一興行年表」などがある。

ISBN:9784490210347
出版社:東京堂出版
判型:B5
ページ数:664ページ
定価:20000円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月29日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX