死と生
恐山至高対談
著:鎌田 東二
著:南 直哉
紙版
内容紹介
気鋭の禅僧で霊場・恐山の住職・南直哉と聖地研究で知られる宗教哲学者で歌う神主・鎌田東二による究極の対談。対極にありつつ交差する視点から、生と死、宗教の根本といった究極のテーマが語られる。現代のこころの危機、仏教の未来など、死者のいる場所・恐山をとおして、生きる事のあり方を鋭く問う。
目次
第1章 出会い
禅と美学と哲学/ことばと身体―禅の道へ/永平寺から恐山へ ほか
第2章 恐山・死と生の場所
死者という「リアル」/ヴァーチャルとリアルの交差点 ほか
第3章 危機の時代と自己
新たな仏教の必要性/主体の不安の時代/真理のありか ほか
第4章 生きる世界をつくるもの
ロゴスをめぐって/実存を成り立たせるもの/生きる態度としての「問い」 ほか
第5章 リアルへのまなざし
坐禅とフィールドワーク/死の正体 ほか
第6章 生命(いのち)のかたち
生きることと物語ること/死の受容にみるもの/詩と仏教/生とは「問うこと」 ほか