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エドゥアール・マネを見つめて

著:エミール ゾラ
解説:ロバート レスブリッジ
監:林 卓行

紙版

内容紹介

美術史上の巨匠を同時代の人物が描く、ハンディにして骨太の入門書シリーズ。

第2作は、19世紀半ば、『草上の昼食』や『オランピア』を発表し、絵画界にスキャンダルを巻き起こした、絵画の革命家・マネを、長年の友人にして、自然主義文学の巨匠、エミール・ゾラが描く。

オールカラーで代表作多数掲載。

目次

目 次
はじめに―描かれた会話 林卓行 6
解 説 ロバート・レスブリッジ 9
第1章 新しい絵画の手法 エドゥアール・マネ 29
Ⅰ マネという人間、マネという画家 38
Ⅱ マネの作品 71
Ⅲ マネと公衆 109
第2章 マネの描いた私 モデルになった思い出 123
第3章 マネの与えた影響 追悼展カタログのための序文 135
掲載作品一覧 171

著者略歴

著:エミール ゾラ
(著者)エミール・ゾラ Émile Zola  
1840 年生まれ。フランスの小説家。自然主義を標榜する。
1860年代から出版社アシェットで働きながら、文筆活動を開始。幼少期からの友人である画家ポール・セザンヌとともに、のちに印象派となるグループと交流。マネの作品に心酔し、《オランピア》が非難の的となったさいには擁護の論陣を張る。代表作に『居酒屋』、『ナナ』など。
対象を冷徹な観察で生々しく描写する手法で高い評価を得た。1902年死去。
解説:ロバート レスブリッジ
(解説)ロバート・レスブリッジ Robert Lethbridge 
1947 年生まれ。英国の文学研究者。ケンブリッジ大学セントジョンズ・カレッジで博士号を取得。ケンブリッジ大学栄誉教授、ロンドン大学名誉教授。
専攻は19 世紀フランス文学で、とくにエミール・ゾラの文学作品の研究、19 世紀の文学と美術の関係についての研究で広く知られる。共編著に、Artistic Relations: Literature and the Visual Arts in Nineteenth-Century France, Yale University Press (1994) などがある。
監:林 卓行
(日本語版監訳)林卓行 はやし たかゆき
美術批評・美術理論研究、東京藝術大学芸術学科准教授。1969年生まれ。東京藝術大学卒業後、同大学院博士後期課程単位修得退学。専攻は現代芸術論、ミニマル・アート/ミニマリズム。
主な著書に『ウォーホル 西洋絵画の巨匠9』小学館(2006 年)、共訳書に『ART SINCE 1900 図鑑1900 年以後の芸術』東京書籍(2019 年)などがある。

ISBN:9784487813254
出版社:東京書籍
ページ数:176ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1D