トレーニングという仕事
水族館トレーナーの知恵と技
著:志村 博
イラスト:相川 郁
内容紹介
元伊豆三津シーパラダイスのショーマネージャーの著者が、自身の経験を交え、トレーニングのメカニズム、テクニック、水族館(イルカ)トレーナーの思考法を紹介する。
目次
まえがき
1 トレーニングという日常
水族館のトレーナーがイヌを拾う
水族館でイルカと遊ぶ
最果ての動物園
今宵も隣のイヌが吠える
ハナゴンドウのサクラちゃん
2 トレーニングとは何か?
朝、トレーナーが水族館に出勤する
刺激を与える
刺激を分類する
トレーニングに必要な4つの道具
イルカは魚がほしいからジャンプするのか?
行動を増やす刺激
強化の原理
行動のきっかけとなる刺激
行動のヒントとなる刺激
コラム1 はじめてのトレーニング
行動を増やす(仮の)刺激
行動を減らす刺激
問題行動を解決する方法
トレーニングという会話
コラム2 そしてトレーナーはイルカと会話する
3 トレーナーからみるイルカという動物
イルカと人の関係
限られる水族館のイルカ
コラム3 イルカって頭がいいの?
楽しさを求める遊び人
イルカを飽きさせないトレーニング
遊びを利用したトレーニング
イノベーションというトレーニング
サルの群れと比較する
群れからみるイルカ
コラム4 イルカはヒトを見分けるのか?
4 イルカのトレーニング
イルカのトレーニング その特徴
みんなでマネージメントする
3つのルール
コラム5 イルカの能力を引き出す
行動のマネージメントと行動をつくること
行動のヒントとなる刺激を分類する
行動をつくる方法はなぜ数多く存在するのか?
オーバーヘッドキックを教える
コラム6 トレーニングの楽しさと憂うつ
5 イルカのトレーナーと水族館
海辺にある未来型水族館の「命の展示」
外洋展示/魚類チーム/ショーチーム/挫折/「遊ぶ」展示/
「死」という展示/イルカ観察会「LIFE(ライフ)」/「命」の展示
付録:水族館トレーナーの仕事Q&A
あとがき
参考文献