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オーケストラ・モデル

多様な個性から組織の調和を創るマネジメント

著:クリスティアン・ガンシュ
訳:シドラ 房子

紙版

内容紹介

明確な役割とヒエラルキー、
揺るぎないリーダーシップ、
全員が同じゴールを追う意識。

強烈な個性をもつ音楽家たちの集団=オーケストラでは、摩擦や緊張は日常茶飯事。だが、いざ本番となれば、リーダーの指揮のもと、全員が心を一つにして同じ目標へ向かって全力を尽くす。なぜ、企業ではそれができないのか。なぜ、彼らにはそれができるのか。リーダーたる指揮者は、どのようにして彼らをまとめ上げているのか。

演奏家として指揮者として、複雑なオーケストラ組織を知り尽くし、プロデューサー、経営コンサルタントとしてビジネス現場でも活躍する著者が説く、オーケストラ式チーム理論。

著者略歴

著:クリスティアン・ガンシュ
1960年、オーストリア生まれ。指揮者としてイギリスBBC交響楽団、ドイツ交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、NHK交響楽団など、多くの国際的管弦楽団でタクトをとる。81〜90年はミュンヘン交響楽団の主席指揮者。またドイツ・グラモフォンの音楽プロデューサーとして、ピエール・ブレーズやクラウディオ・アバド、アンナ・ネトレプコ、庄司紗矢香など世界的アーティストと190枚以上のCDを制作し、4度のグラミー賞ほか数々の賞を受賞。2003年、音楽とビジネスという2つの世界で培った経験をもとに、経営コンサルタントとしての活動を開始。ヨーロッパやアメリカの多くの大企業に、オーケストラにおけるコミュニケーションとメンバーのもつ独特の意識を、企業構造に生かす方法を説いている。講演やセミナー活動も積極的に行い、本書のほかに2冊の著書がある。

訳:シドラ 房子
新潟県生まれ。武蔵野音楽大学卒業。翻訳家。主な訳書に『愛する家族がガンになったら』(講談社)、『名もなきアフリカの地で』(愛育社)、『運命には法則がある、幸福にはルールがある』『ヌードルの文化史』(柏書房)、『縮みゆく記憶』『絵画鑑定家』(武田ランダムハウスジャパン)、『その一言が歴史を変えた』『元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術』『元ドイツ情報局員が明かす 心を見透かす技術』(阪急コミュニケーションズ)などがある。

ISBN:9784484141060
出版社:CCCメディアハウス
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2014年06月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ