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ちくま学芸文庫 ワ-10-3

ワインバーグ量子力学講義 上

著:S・ワインバーグ
訳:岡村 浩

紙版

内容紹介

ノーベル物理学賞受賞者が後世に贈る、晩年の名講義。上巻は歴史的展開や量子力学の基礎的原理、スピンなどについて具体例とともに解説する。===量子力学の誕生から約100年。光や電子は粒子のような性質と波のような性質を兼ね備えているという新しい世界観は、ニュートン以来の古典的力学の描像を根底からくつがえし、20世紀に大発展を遂げた。量子力学によってどんな発見があり、またどんな課題が残されているのか。泰斗ワインバーグが多彩なトピックに触れつつ、量子力学の展望を語る晩年の名講義。上巻は歴史的叙述、シュレーディンガー方程式の解法、ヒルベルト空間の定式化、スピン、エネルギー固有値の近似計算を解説。量子力学の解釈問題についても触れる。本邦初訳の文庫オリジナル。===ノーベル賞受賞者晩年の名講義歴史的叙述から最前線の話題まで。本邦初訳の文庫オリジナル!===【目次】第1章 量子力学ができるまで第2章 中心力ポテンシャル内の粒子の状態第3章 量子力学の一般原理第4章 スピンはめぐる第5章 エネルギー固有値の近似計算

目次

第1章 量子力学ができるまで第2章 中心力ポテンシャル内の粒子の状態第3章 量子力学の一般原理第4章 スピンはめぐる第5章 エネルギー固有値の近似計算

著者略歴

著:S・ワインバーグ
1933年、ニューヨーク生まれ。コーネル大学を卒業し、コロンビア大学でPh.D.を取得。専門は素粒子物理学。1979年にS.グラショウ、A.サラムとともに電弱理論への貢献でノーベル物理学賞を受賞。著書に『電子と原子核の発見』『究極理論への夢』など。2021年没。
訳:岡村 浩
1941年、福岡県生まれ。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。工学院大学教授。著書に『現代の古典物理』(現代書館、共著)など、訳書にP.A.M.ディラック『ディラック現代物理学講義』、ヘルマン・ワイル『精神と自然――ワイル講演録』(ともにちくま学芸文庫)などがある。

ISBN:9784480510815
出版社:筑摩書房
判型:文庫
ページ数:416ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PH