出版社を探す

ちくま新書 1713

東北史講義【近世・近現代篇】

編:東北大学日本史研究室

紙版

内容紹介

米穀供給地として食を支え、近代以降は学都・軍都として人材も輩出、戦後は重工業化が企図された。度重なる災害も念頭に、中央と東北の構造を立体的に描き出す。

「東北」とは、幕末から近代において作られた言葉である。古代以来の律令制国たる陸奥・出羽二国の領域を「東北」と呼称して、地方の一体性を強調する現象が発生していくのは、主に近代以降のこと。時としてそこには「後進」や「周辺」の意味が込められている場合がある。本書は、この問題関心のもと、近世・近現代の東北史を三つの視点から描写する。一点目は、中央との位置。二点目は、各地との交流。三点目は、中央の影響力のもとでの地域の独自性である。

著者略歴

編:東北大学日本史研究室
柳原 敏昭(やなぎはら・としあき):責任編集。東北大学大学院文学研究科教授。/堀 裕(ほり・ゆたか):責任編集。東北大学大学院文学研究科教授。/安達 宏昭(あだち・ひろあき):責任編集。東北大学大学院文学研究科教授。/籠橋 俊光(かごはし・としみつ):責任編集。東北大学大学院文学研究科准教授。

ISBN:9784480075222
出版社:筑摩書房
判型:新書
ページ数:272ページ
定価:880円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-B