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分散株式、少数株主は大きなリスク！

放置していると、社長の座を奪われる!?



安定した経営権を確保し、

事業承継したい社長の必読書



中小企業で見落とされがちな株主管理。設立時の出資者や相続による株主変更など、気がつかないところで株式が分散している。平時は何事もないようでも、分散株式があることで安定した経営ができないばかりか、経営権を失う事態も生じうる。分散株式のリスクを知るとともに、株式を集めて強い経営権を確保する方法を紹介。

はじめに



第１章　経営権をめぐる争い――「お家騒動」から学ぶ経営権確保の必要性と重要性

現代の世の中にもあふれる「お家騒動」

「お家騒動」の典型的なパターンを整理すると？

全ては結局経営権＝株数に行き着く



第２章　少数株主が存在するリスク

会社経営における「経営権」を知らない経営者が多すぎる

家族間の愛情で事態が複雑化するケースも

遺言書が大切なら、どうすべきなのか？

少数株主は突然やってくる？

もうかっている経営者こそ責任がある

少数株主の権利と株主総会の３種類の決議

株主代表訴訟で役員が全てを失うことも

後継者がいなくても株式集約でＭ＆Ａの道が開く

論理だけでは割り切れない株式集約



第３章　株式価値はどう計算するか？

経営権＝株式の譲渡には「相続」と「贈与」があるが……

相続税・贈与税申告時の株価計算方法、４ステップ

自社株評価を引き下げるにはどうすればよいか？

買い手・売り手が納得できる株価を導く秘伝の方法はあるか？



第４章　オーナー社長の株式集約サポート事例集

人の数だけ事情があり、事例の数だけ学びがある

【ＣＡＳＥ１】ともに創業したが、今は事情の異なる３兄妹――会社も活かして兄妹仲良く別の会社を経営

【ＣＡＳＥ２】「終活」で株を手放したい少数株主の叔父・叔母と、

経営不振で買い取りに高値はつけられない三代目。複雑な親族関係を円満解決

【ＣＡＳＥ３】前妻、現妻を残して逝ってしまった経営者。経営権、経営意欲、借入金……ステップファミリーの入り組んだ事情を解決



第５章　経営権安定の「必要３条件・十分３条件」と事業承継

経営権とは何か、まずは再確認を

経営権安定の「必要３条件・十分３条件」

人は必ず死ぬが、法人は死なない

サントリー創業者・鳥井信治郎の経営理念

サントリー一族はどのように経営権と経営理念を継承していったのか

【洲山の分析１】「信治郎一族の文化」をうまく醸成するための努力

【洲山の分析２】スムーズな継承ができる株式保有のスキーム

オーナー経営者はサントリーから何を学び、何を活かすか

株式集約、経営権確保のために今すぐすべきこととは

著：喜多　洲山
喜多洲山（きた・しゅうざん）

喜望大地会長、オーナー社長歴45年。社長の経営安定化と安定した経営権の事業承継をミッションとする。ローカル小売業の3代目として年商1億円から50億円まで拡大し、SBIなどベンチャーキャピタル4社から出資を受けIPOを目指すも、負債30億円を抱え、破綻寸前の経営危機に陥る。内容証明郵便300通、特別送達100通、所有不動産の競売9物件、数え切れない差押など、筆舌に尽くせぬ艱難辛苦を経験する。修羅場体験の中で事業継続に奔走し、組織再編とスポンサーへのM&Aで事業を再生。その経験を生かして、18年間で約1100社の事業再生・変革に成功する。「社長に笑顔と勇気を与え続ける！」を旗印に、悩める社長の救世主として、事業承継に重要な経営権の承継コンサルを日本全国で展開する。認定事業再生士（CTP）、立命館大学大学院経営管理研究科修了（MBA）。