茶書古典集成 11
南方録と立花実山茶書
編:筒井 紘一
紙版
内容紹介
〈『南方録』を書いた立花実山の茶の湯論を検証〉
〈未翻刻の『喫去又録』『南方喫去続録 寧拙覚書』と、獄中記『梵字艸』を収録〉
利休の没後百年に突如現れた『南方録』全七巻。幅岡藩士立花実山らが写した利休伝書として有名ですが、南方録研究は紆余曲折を経て、現在では実山の創作とされています。
実山はその後、『南方録』を整理したかたちの『喫去又録』『壺中炉談』など多くの茶書を自ら著しています。
今回は立花家に蔵される資料の中から、未翻刻の『喫去又録』『南方喫去続録 寧拙覚書』、新底本による『壺中炉談』『岐路弁疑』、さらに参考資料として実山が最晩年に獄中で記した『梵字艸』を収録。解題では最新の南方録研究を明らかにします。
ISBN:9784473043412
。出版社:淡交社
。判型:A5
。ページ数:664ページ
。定価:10000円(本体)
。発行年月日:2021年10月
。発売日:2021年10月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WBXN12。