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科学技術社会論研究 11

科学の不定性と東日本大震災

編:科学技術社会論学会

紙版

内容紹介

科学的な知識で答えられない、いわゆるトランス・サイエンスという問題。2011年3月に発生した東日本大震災は科学技術社会論の役割、現状と課題、適用限界などを再考させるものとなった。トランス・サイエンスを超える概念を生み出すために、一線の自然科学者を含む、多様な論者を迎えてまとめあげた野心的かつ学際的論考。

目次

特集 = 科学の不定性と東日本大震災
本特集の意図 …… 本堂 毅
科学における不定性の類型論 ――リスク論からの回帰 …… 吉澤 剛
トランスサイエンスとしての先端巨大技術 …… 平田 光司
ラクイラ地震裁判 ――災害科学の不定性と科学者の責任 …… 纐纈 一紀、大木 聖子
座談会パート1:科学の不定性と東日本大震災 …… 遠田 晋次、松澤 暢、宮内 崇裕
座談会パート2:科学の不定性と東日本大震災 …… 本堂 毅、遠田 晋次、松澤 暢、宮内 崇裕
次号特集に向けて …… 寿楽 浩太

論文
出生前検査を用いた専門知による人の「生」の支配に抵抗する …… 渡部 麻衣子

話題
4S-ECOCITE2014参加記録 …… 藤垣 裕子
科学および科学技術とジェンダー …… 小川 眞里子
会議報告 …… 山口 富子

書評
立川 雅司、三上 直之(編著)『萌芽的科学技術と市民――フードナノテクからの問い』
…… 土屋 智子

学会の活動

投稿規定

ISBN:9784472183119
出版社:玉川大学出版部
判型:B5
ページ数:146ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2015年03月
発売日:2015年03月10日