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日本の伝記 知のパイオニア

柳宗悦と美

著:土田 眞紀

紙版

内容紹介

明治から昭和を生きた柳宗悦は、朝鮮で美しい壺に出会うことで、暮らしの中の工芸品に価値を見出し、その美しさを世に伝えました。美を見ぬく目をもっていた柳は、美を追究する宗教哲学者でもありました。本書では、美しいものとの出会いを重ねながら美と芸術の分野で新しい世界を切り開いた生涯を、宗悦自身が語ります。

目次

1 芸術にあこがれる心 0〜24歳
2 朝鮮を想う     25〜32歳
3 「民芸」の誕生   33〜38歳
4 民芸運動の使命   39〜47歳
5 いまもつづく手仕事 48〜55歳
6 きよらかな白蓮華  56〜72歳
 柳宗悦ゆかりの地
 柳宗悦略年表
 索引

著者略歴

著:土田 眞紀
1960年、大阪市に生まれる。大阪大学文学部に進学し、西洋美術史を専攻する。1987年に大阪大学大学院文学研究科博士後期課程を単位取得退学し、三重県立美術館に学芸員として勤務する。大学、大学院での研究テーマは近代デザイン史だったが、美術館在職中にはジャンルを問わず多彩な展覧会企画に携わった。そのひとつ1997年の「柳宗悦――「平常」の美、「日常」の神秘」展をきっかけに柳宗悦への関心を深める。1999年に美術館を退職。専門分野は近代工芸・デザイン史で、柳宗悦を中心に工芸をめぐるさまざまな考え方や思想についても研究している。著書・共著に『さまよえる工藝 柳宗悦と近代』(草風館)、『柳宗悦と京都 民藝のルーツを訪ねる』(光村推古書院)など。

ISBN:9784472060199
出版社:玉川大学出版部
判型:A5
ページ数:176ページ
価格:2500円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNB