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日本の伝記 知のパイオニア

岡倉天心と思想

著:大久保 喬樹

紙版

内容紹介

岡倉天心は明治時代に日本初の美術学校をつくりました。貿易商の家に生まれ、子どものころから外国語の中で育ち英語の読み書きができました。西洋文化を理解した上で、インド、中国、日本の東洋文化の追及に励み、代表作『茶の本』を英語で書きました。外国で多くの人々に読まれ、西洋人に日本文化が知られるきっかけを作りました。

目次

岡倉天心とわたし
はじめに
1 「天」の心臓の男 0~17歳
2 伝統日本美術と東京美術学校 18~28歳
3 中国への旅 29~31歳
4 日本美術院 31~36歳
5 インドへの旅 39~40歳
6 アメリカでの活動と『茶の本』 42~44歳
7 自然とともにくらす 41~49歳
あらためて100年後のきみたちへ

著者略歴

著:大久保 喬樹
東京大学教養学部フランス科卒、同大学院比較文学比較文化修士課程を経て、フランス高等師範学校、パリ第三大学に学ぶ。東京女子大学名誉教授。1989年『岡倉天心 驚異的な光に満ちた空虚』で第1回和辻哲郎文化賞受賞。主な著書に『川端康成-美しい日本の私』、
編著に『九鬼周造『「いき」の構造』訳書に岡倉天心『新訳 茶の本』

ISBN:9784472060151
出版社:玉川大学出版部
判型:A5
ページ数:176ページ
価格:2500円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNB