文芸の作り手が、フト思いつくままをアトランダムに書き連ねていますので、読まれる方も通読しようとか、熟読しようなどの心構えは一切御無用です。時間のある時に、気の向くままにパラパラとページをめくって頂き、目に留まった詩句や気に入った詩句を口ずさんで頂くだけで結構です。そして、その詩句を記憶の引き出しの片隅にでもしまって(うろ覚えで構いません)頂けますでしょうか。人生と言う道を歩む途上、何らかの感慨にふける時、〝そういえば、こんな短詩があったなぁ〟と記憶の引き出しから引っ張り出し、再度口ずさんで頂ければ、箴言詩を作った者としては、これ以上の幸せはありません(本文より)。――生きている〝今〟という時間のなかで一瞬に掴みとった〝この世の真実〟を〝適切且つ簡潔な言葉〟で表現した詩句の数々。