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奇跡がくれた25年

夫との闘病記

著:堀江順子

紙版

内容紹介

1998年。元気だった夫にある日突然告げられた「慢性骨髄性白血病」の宣告。当時は早くて1年、長くても5年と言われた不治の病。しかし、インターフェロンが功を奏し、さらに画期的な飲み薬も使えるようになったことで奇跡的に寛解状態に。穏やかな日々が戻ってきたかと思っていたところへ、急性解離性大動脈瘤での緊急手術。さらに再度の動脈瘤発症と次々と命の危機が訪れるも、またもや奇跡的にいのちを取り留める。その後、夫婦二人で、そして子供の家族や孫、ひ孫たちと穏やかな日々を送り、最後には「老衰」で86歳の人生を穏やかに終えた夫。とはいえ、その間には多くの葛藤があり、日本の医療への疑問があり、祖母の死も。それでも常に前向きにその状況に向き合い、明るく夫を励まし続けた妻と家族の25年に渡る闘病記。家族が突然、命に関わる病気になったら、家族はどう向き合えばいいのか。そんな疑問に答えてくれる、渾身のエッセイ。

目次

1998年 白血病発症;1999年 墓石建立;2000年 忘れられない姪のこと;2002年 ヘルパーの仕事を始める;2003年 担当医の引継ぎ;2004年 突然の事故;2006年 義母が他界しました;2010年 夫のヘルニア手術と私の次の挑戦;2011年 急性解離性大動脈瘤で緊急手術;2013年 金婚式;2015年 私のガン手術;2017年 平穏な日々;2019年 再手術を乗り越え訪問診療へ;2020年 仲良し夫婦;2021年 穏やかな旅立ち;それからの日々

著者略歴

著:堀江順子
昭和16年(1941年)大阪府泉南郡に生まれる 昭和34年(1959年)金融系企業に勤める 昭和38年(1963年)夫利幸と結婚 子育てが一段落した頃に夫の提案でお好み焼き店「竹の子」オープン 夫の白血病発症後、看病の為、20年続いた「竹の子」を閉店 夫の容態が落ち着いた事を機に58歳で自動車免許を取得 その後ヘルパー2級資格も取得し、60歳からヘルパーの仕事を始める さらに2012年にはケアマネージャー資格も取得する 2021年に夫を自宅で穏やかに見送りその後は家族や友人達に恵まれ、毎日感謝の気持ちで日々を送っている

ISBN:9784434332425
出版社:風詠社
判型:4-6
ページ数:104ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VF