出版書誌データベース

本書は「カードゲームの王様」ブリッジのほんの入口である基本プレイ定石を実戦を通して習得できるようにします。①すぐプレイできるブリッジの基本ルールの解説。ブリッジの基本ルールは他のカードゲームより簡単でとっつきやすいものです。トリックテイキングゲームとして、「4人が順に出したカードのうちどれが一番強く、勝ちを取れるか」だけなのです。②ブリッジ初級者のために厳選したオフェンスとディフェンスの定石プレイを解説。これら定石が自然に身につくようにステップで書かれ、実戦で有機的に組み合わせて使えるようにします。同時に機械的な定石プレイの適用でなく、定石通りでは駄目な可能性も考えることも説明します。例えば、「ここは勝つ方がいいのか、負けた方がいいのか」という判断指針も示します。初心者にとって乗り越える1つの壁である「負けること」を覚えれば、入門は卒業です。

レッスン1：NTコントラクトのプレイ
補講レッスン：メジャーゲーム優先戦略
レッスン2：スーツコントラクトの基準ハンドとドロートランプ定石
レッスン3：スーツコントラクトのドロートランプ定石の例外
レッスン4：フィネス（1）
レッスン5：フィネス（2）
レッスン6：ディフェンス（1）
レッスン7：ディフェンス（2）
レッスン8：コミュニケーション
定石プレイテクニックの解説を終わるにあたって
課外レッスンx：まだ知らなくて良いかも知れない「ビッドの秘密」

編著：富澤　昇
1976年、早稲田大学理工学部数学科卒業。1978年、同大学院理工学研究科数学専攻修了。理学修士。現在、株式会社エスアイビー・アクセス代表取締役社長、登録ブリッジ・インストラクター｡著書：『新しい基礎ブリッジ』『貧乏出版社の貧乏社長がめったに語らない話』（SIB刊）。訳書など：D. E. クヌース著『コンピュータ科学者がめったに語らないこと』（共訳、SIB刊）、D. ストレイカー著『君は問題を解決できるか？　実戦アジャイル思考』（訳、SIB刊）、中村嘉幸著『種の起源　ディクレアラー編1、2』（編、SIB刊）、F. P. ブルックス，Jr.著『人月の神話　新装版』（共訳、丸善刊）