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アドラー・セレクション

生きる意味を求めて(新装版)

著:アルフレッド・アドラー
訳:岸見一郎

紙版

内容紹介

優越性の追求を有意義なものに導いてくれる生きることの意味とは何か? 他者との共生、他者への貢献にその答えを見出すアドラー晩年の円熟の著作!生きることに意味はあるのかという問いは、真摯に生きようとする人にとっても、人生の課題から逃れようとする人にとっても、切実なものである。神経症的な生き方の弱さを突く、アドラーの言葉は厳しいが、読後に「生きる勇気」(Der Mut zum Leben)を見つけることができるだろう。

目次

目次より
自分自身と世界についての考え
ライフスタイル探求の心理学的アプローチ
人生の課題
心身問題
体格・運動・性格
劣等コンプレックス
優越コンプレックス
失敗のタイプ
甘やかされた人の非現実的な世界
一体神経症とは何か
性的倒錯
早期回想
子ども時代における社会的に障害となる状況とその排除
白昼夢と夜の夢
人生の意味
カウンセラーと患者

著者略歴

著:アルフレッド・アドラー
1870年―1937年。オーストリアの精神科医。1902年からフロイトのウィーン精神分析協会の中核的メンバーとして活躍したが、1911年に学説上の対立から脱退した。フロイトと訣別後、自らの理論を個人心理学(Individualpsychologie, individual psychology)と呼び、全体論、目的論などを特色とする独自の理論を構築した。ナチズムの台頭に伴い、活動の拠点をアメリカに移し、精力的な講演、執筆活動を行ったが、講演旅行の途次、アバディーンで客死した。
訳:岸見一郎
1956年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。著書に『アドラーを読む』『アドラーに学ぶ』(ともにアルテ)、訳書にアルフレッド・アドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』『人間知の心理学』『人はなぜ神経症になるのか』『子どもの教育』『教育困難な子どもたち』『子どものライフスタイル』『個人心理学の技術Ⅰ・Ⅱ』(以上アルテ)エドワード・ホフマンの『アドラーの生涯』(金子書房)などがある。

ISBN:9784434324284
出版社:アルテ
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP