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なぜ富裕層は嫌われるのか?

成功者への社会的嫉妬のメカニズム

著:ライナー・ツィテルマン
監:渡瀬 裕哉

紙版

内容紹介

【世界規模で初めて富裕層に対する偏見を科学した一冊。日本向け特別版!】
マイノリティに対する偏見に関する学術的な研究は、人種、性的マイノリティなど、さまざまな集団に焦点が当てられてきた。また、階級差別の研究の文脈で、貧しい人々に対する偏見に関する研究も増えてきている。一方、あるマイノリティ、「富裕層」に関する偏見についてはほとんど調査されていない。

富裕層は社会の否定的な発展のスケープゴートになってきた。なぜ富裕層は嫌われるのか?新進気鋭の社会学者、ライナー・ツィテルマンが調査したデータを駆使して解説を行う。本書は日本向けの特別版で、日本人が富や富裕層についてどのように考えているのかについて新しい章を追加している。

目次

・本書について
・日本語版序文2022年
・パートA:「富裕層」と「偏見」の研究
・第1章 偏見やステレオタイプとは? ~ 第7章 なぜ私たちは高い地位の集団を悪者にするのか
・パートB: アジア人、アメリカ人、ヨーロッパ人が考える「富裕層」とは?
・第8章 日本人は富裕層をどう見ているか ~ 第11章 ハリウッド映画の中の富裕層
・結論

著者略歴

著:ライナー・ツィテルマン
【ライナー・ツィテルマン】1986年、歴史学の博士号を取得。その後、ベルリン自由大学の中央社会科学研究所に務。Ullstein-Propylaen Verlag(当時ドイツ第3位の出版グループ)や有名な日刊紙「Die Welt」での管理職を経て、2000年に会社を設立、ドイツの不動産会社向けコミュニケーションコンサルティングのマーケットリーダーとして活躍するようになる。 2016 年に会社を売却し、今度はポツダム大学で超富裕層の心理に関する論文で社会学の Dr.rer.pol. として 2 つ目の博士号を取得。26 冊の本を出版し、多くの言語に翻訳され世界中で成功を収めている。
監:渡瀬 裕哉
【渡瀬 裕哉】1981年東京生まれ。国際政治アナリスト、早稲田大学招聘研究員、事業創造大学院大学国際公共政策研究所上席研究員。機関投資家、ヘッジファンド等のプロフェッショナルな投資家向けの米国政治の講師として活躍。一般社団法人「救国シンクタンク」を立ち上げ政策提言活動を展開し、減税・規制廃止を求める国民運動「一国民の会」代表を務める。主な著書「税金を下げろ、規制をなくせ~日本経済復活の処方箋~」(光文社新書)「無駄をやめたらいいことだらけ 令和の大減税と規制緩和」(ワニブックス)など著書多数。

ISBN:9784434315510
出版社:総合教育出版
判型:4-6
ページ数:366ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB