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「戦争の子」と「台北の疎開地」は、今や絶滅危惧種となった戦前の臺灣で生まれた湾生と呼ばれる臺灣引揚者が少年の頃に日本語世代の臺灣少年とともに遊んだ思い出を描く大人向け少年小説。「爆心地の悪戯」では、放射能が70年間残ると言われた長崎の原爆野での少年のある日の幻想風景を描いた掌編小説。他にインドを舞台とする不思議な出来事を描いた小説３編。

【戦争の子】　陸軍病院　デング熱　大詔奉戴日　屏東公園　瑞竹　国民学校の教科　台湾料理　映画「山の娘サヨン」　空襲警報　隘寮渓の砂利採集　竹の飛行機　特攻隊の出撃　真っ白い落下傘　文武町の官舎　敗戦後の臺北　臺灣引揚げー長崎の原爆野　【臺北の疎開地】　トロッコ　カルメラ作りかい掘り 赤蛙 おたまじゃくしの水 家出 女の人 臺北大空襲 家鴨と蝸牛 敗戦 それから三十年経って―疎開地を訪ねる 爆心地の悪戯【二日酔いのインド】 酒がでない結婚式 生娘の小便を飲む首相？ 大いに飲み、語り明かす 【太陽の片隅で」、【 隠れ家ホテル】　　　　ー臺灣地図ー臺灣関係年表ー

著：山本悦夫
臺灣で出生、高雄大和国民学校、屏東栄国民学校、長崎山里中学校、長崎西高等学校、九州大学法学部、フロリダ大学経済学部大学院、ベナレスヒンズー大学（BHU）美術史科博士号審査員、元（株）西亜社長、アジア民族造形学会会長、環太平洋アジア交流協会理事、文芸雑誌「四人」編集者、全国同人雑誌協会評議員、日本ペンクラブ会員　　著書：Garuda in Asian Art,,Indian Classical Art of Gupta Age,「インドに行こう」、「蛇とニーチェ」、「ジェット機機内日記」、「ホーニドハウス」