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ヒトは不完全な臓器長いノドにより、また色々なことを犠牲にした二足歩行の試みにより、異常に脳を発達させることができ、それがコトバの誕生を起こした。そして人類はこの１００年で驚く知識量の増加を成し遂げ、さらにAIの出現によってさらに大きな変化を遂げようとしている。進化はすべての人間にとって良い贈り物となるのであろうか？　ヒトの進化について、そして今後の医療を含めた人間の進化について麻酔学、呼吸管理の専門医師が語る。

第1章　進化は終わっていない、進化の一つ、未来の医療、第2章　今後の医療、望ましくない贈り物をもらった時にどうしますか、第3章　進化、第4章　直立二足歩行、第5章　大きな脳、第6章　コトバ、第7章　寿命の延長

著：天木嘉清
1938年、東京生まれ。東京慈恵会医科大学卒。同大学麻酔科学講座主任教授を経て、現在東京慈恵会医科大学客員教授。専門は筋弛緩薬、麻酔薬の研究。著者に『見て考えて麻酔を学ぶ』（2001年　中山書店刊）、『筋弛緩薬　基礎からみた臨床への応用』（2003年　真興交易医書出版社刊）『アマゾンからの贈り物　矢毒クラーレの旅』（2010年　真興交易医書出版社刊）、『モルフィンと人類の歴史』（2012年　青山ライフ出版刊）、『医学の発展に身を捧げた人々の物語』（2017年　青山ライフ出版刊）がある。