出版社を探す

アドラー・セレクション

子どものライフスタイル

新装版

著:アルフレッド・アドラー
訳:岸見 一郎

紙版

内容紹介

人生の課題から逃れようとする子どもをいかに勇気づけることができるのか?活動の拠点を新天地アメリカへと移したアドラーがニューヨークで行った症例検討と公開カウンセリングの記録!初めから問題のある子どもなどいない。子どもたちが自分や他者について持つようになった誤った見方は適切な援助によって必ず正すことができる。子どもが人生の課題を前にして怯むことなく立ち向かっていけるように勇気づけの具体的な方法が明らかにされる。

目次

第一章 身体全体のジェスチャー
第二章 母親の支配
第三章 犯罪への道
第四章 支配したい少年
第五章 大きくなることの怖れ
第六章 反抗的な「悪い」少年
第七章 ハンガーストライキ
第八章 リーダーに従う
第九章 あまりに従順な子ども
第十章 神経症の基礎
第十一章 生まれつきの精神発達遅滞
第十二章 病気による専制支配
解 説

著者略歴

著:アルフレッド・アドラー
1870年―1937年。オーストリアの精神科医。1902年からフロイトのウィーン精神分析協会の中核的メンバーとして活躍したが、1911年に学説上の対立から脱退した。フロイトと訣別後、自らの理論を個人心理学(Individualpsychologie, individual psychology)と呼び、全体論、目的論などを特色とする独自の理論を構築した。ナチズムの台頭に伴い、活動の拠点をアメリカに移し、精力的な講演、執筆活動を行ったが、講演旅行の途次、アバディーンで客死した。
訳:岸見 一郎
1956年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。著書に『アドラーを読む』『アドラーに学ぶ』(ともにアルテ)、訳書にアルフレッド・アドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』『生きる意味を求めて』『人間知の心理学』『性格の心理学』『人はなぜ神経症になるのか』『子どもの教育』『個人心理学の技術Ⅰ・Ⅱ』(以上アルテ)エドワード・ホフマンの『アドラーの生涯』(金子書房)などがある。

ISBN:9784434291838
出版社:アルテ
判型:4-6
ページ数:192ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP