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ボランティアと福祉教育研究

著:清水 将一

紙版

内容紹介

福祉とはサービスであり、ボランティアは自分自身のために行う事である。どんなに素晴らしい活動でも社会性のないものは奉仕活動であってもボランティア活動とは言えない。ボランティアの出発点は相手への共感である。しかし、いかにすばらしい活動でもヒューマンパワーとして取り込まれるとボランティアは社会資源化してしまう。すると消費の対象となり、ボランティアの使い捨てが始まる。そのウソッパチなカラクリを見抜くにはボランティアの学習しかない。それが福祉教育ということになる。社協の行う福祉教育はこの視点でなされているかが問われなければならない。社会福祉協議会の職員を経て、静岡福祉大学前教授として、長く福祉教育とボランティアに携わってきた筆者が考察するボランティア・福祉教育・社会福祉協議会の在り方とは?

目次

はじめに/第1章 ボランティアルームの窓/第2章 のび太とドラえもんの福祉教育入門講座/第3章 ボランティア活動の三層構造と統合化について/第4章 社会福祉協議会基盤強化にむけた理事会の再考/第5章 社会福祉協議会における福祉文化(的)活動に関する調査報告/第6章 ボランティア・コーディネーターの役割と課題/補章 私の自己形成に影響を及ぼした人物と出来事について/主な論文/おわりに/著者紹介

著者略歴

著:清水 将一
1955年神戸市生まれ/名城大学法学部卒業、日本福祉大学大学院修了/元江南市社会福祉協議会業務係長/前静岡福祉大学福祉心理学科教授・学科長/現在は、江南市社会福祉協議会理事/同市ボランティアセンター運営委員長/愛知県社会福祉協議会福祉教育部会員/同県ボランティア・市民活動推進部員/自身も1種1級の身体障害者/関係論文、著作多数/他に詩歌集もある。

ISBN:9784434288388
出版社:風詠社
判型:A5
ページ数:226ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS