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〔新版〕手堅く短期で効率よく稼ぐ株カラ売り5つの戦術

新版

上昇相場こそ下落で儲けるチャンス!

著:藤本 壱

紙版

内容紹介

上昇相場こそカラ売りが威力を発揮!

この一冊で基本戦術&実践テクニックをマスターできる!



●日経225はバブル期の史上最高値を更新!

日経平均株価は2024年2月22日、3万9098円68銭で取引を終え、ついに34年ぶりにバブル期の史上最高値(終値3万8915円)を更新しました。その後も上昇を続け、初の4万円台に迫っています。

米国株式市場の上昇、ドル高円安、インバウンド需要の回復、値上げの定着による企業業績の急回復、今年からの新NISA開始、海外投資家の日本株買い、などが主な上昇要因としてあげられています。



●株価の上昇が続くが急落させる波乱要因も少なくない!

しかし、急すぎる日本株上昇で「そろそろ危ない」という見方も出てきており、中国景気の低迷、長引くロシアとウクライナ間の戦争状態や中東ガザ地区の深刻化など高まる地政学リスク、トランプ前大統領が再び出馬するかもしれない11月の米大統領選挙の結果など、相場全体を急落させる波乱要因も目白押しです。

上昇相場に急落は付き物です。下がると見ればあっという間に一転、「皆が一斉に売って逃げる」のが、歴史上何度も繰り返されてきた相場の世界なのです。



●カラ売り(信用取引)で下落でも稼ぐ!

こういったきわどい状況下で稼いでいくには、株を買ってただ上がるのを待つだけでなく、信用取引のカラ売りを活用して「下落にも備える」ことです。カラ売りには大きなメリットがあります。

《カラ売りのメリット》

①下落相場・下落銘柄でも儲けられる(上昇相場の買いと合わせチャンスが2倍、3倍に)

②株価の急落をうまくとらえれば、短期間で儲けられる

③レバレッジが効くので、手持ち資金の約3倍まで取引ができ、儲けを大きくできる

④「売りヘッジ」で、持ち株の下落リスクを回避できる

⑤優良銘柄の「つなぎ売り」など、カラ売りならではの戦術が取れる



なお、相場全体だけでなく、個別銘柄でも大きな悪材料で断続的に売られ急落する銘柄が目立ちます。上昇して高値圏にある銘柄こそ「下がる余地」があり、空売りで稼ぐ狙い目でもあります。



●カラ売りの基本から実践テクニックまで丸わかり!

本書は「主要カラ売り5戦術」について、最新の2022年~2023年の事例を中心に具体的に解説。各戦術について、銘柄の選び方、売買タイミングの取り方など詳細がわかります。信用取引のしくみや取引ルール、基本的なリスク対策の方法などについてもポイント解説してありますので、初心者の方でも安心です。


目次


【目次】
【CHAPTER1】信用取引と空売りのしくみを理解しよう

信用取引のしくみをしっかり理解しよう

空売りのメリットはこんなにある

信用取引には制度信用取引と一般信用取引がある

信用取引はレバレッジをかけられる

信用取引口座を開設する

空売り注文の出し方と決済の仕方

新規売りから返済買いで決済するまでの流れ

空売りにかかるコストはこんなものがある

信用取引の税金はどうなっている



【CHAPTER2】下落トレンドに入った銘柄を狙う

下落トレンドの銘柄を空売りするのが基本

まず週足や月足でトレンドをチェックする

下値支持線を割り込んだら空売りのタイミング

株価のパターンで空売りタイミングを見る

グランビルの法則で空売りタイミングを見る

複数の移動平均線で空売りタイミングを見る

一目均衡表の帯で空売りタイミングを見る

買い戻して利食いするタイミングの取り方

保ち合いトレンドの銘柄を繰り返し売買する



【CHAPTER3】急騰した銘柄の下げを狙う

急騰後の下げを狙う銘柄の選び方

急騰銘柄の空売りタイミングを見る

急騰銘柄を空売りした時の買い戻し

急騰銘柄の上昇/下落の両方で利益を取る

急騰後に空売りしやすい銘柄の例



【CHAPTER4】悪材料が出た銘柄の下げを狙う

悪材料が出ると株価は下落する

悪材料が出た銘柄の空売りと買い戻し

好材料が出た銘柄の下げを狙う

材料が出た銘柄の探し方



【CHAPTER5】市場全体が急落する時を狙う

年に数回は市場全体が急落することがある

騰落レシオで空売りするタイミングを探る

評価損率で市場全体の天井と底を見る

大きく上昇した銘柄が狙い目になる

買い戻しは深追いせずに早めを心掛ける



【CHAPTER6】上手に稼ぐための空売りのリスク対策

空売りこそ徹底したリスク管理が必要になる

失敗したら損切りは迷わず確実にする

信用取引が過熱すると制限がかかることがある

信用取引の全体状況をチェックする

追証と強制決済のリスクを避ける

市場全体の底を想定して深追いを避ける



【CHAPTER7】空売りを使った応用ワザで稼ぐ

下げの途中で買い戻して資金を増やす

「つなぎ売り」で現物株の下げをヘッジする

「サヤ取り」で2つの銘柄の値動きの差で稼ぐ

その他の空売りを使った小技あれこれ

著者略歴

著:藤本 壱
藤本壱(ふじもと・はじめ)
1969年兵庫県伊丹市生まれ。神戸大学工学部電子工学科を卒業後、パッケージソフトメーカーの開発職、パソコンおよびマネー関係のフリーライターを経て、現在は大学教員となっている。個人投資家としては、早くからパソコンとデータを駆使した詳細な分析で株式投資を実践している。
【最近の投資・マネー関連の著書】
『株価チャート分析の教科書』『新版 株初心者も資産が増やせる高配当株投資』『高配当・連続増配株投資の教科書』『実戦相場で勝つ! FXチャート攻略ガイド』(以上、自由国民社)、『Excelでここまでできる! 株式投資の分析&シミュレーション完全入門』(技術評論社)、『プロが教える! 金融商品の数値・計算メカニズム』(近代セールス社)などがある。

ISBN:9784426129613
出版社:自由国民社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KFF