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LGBTQの働き方をケアする本

著:宮川 直己
監:内田 和利

紙版

内容紹介

だれもが働ける職場環境のつくりかたを
トランスジェンダー当事者が分かりやすく解説します。
カミングアウトを受けたらどうすればいいか、
どういった言葉がけをするとあたたかなコミュニケーションになるのか、
多様性を尊重することの素晴らしさとは何か、
これからの国際社会で重要な職場環境の在り方が
よくわかります。

目次


【目次】
第1章 LGBTQについての基礎知識
● 多様な性のありよう
● 世界と日本のLGBTQ
● LGBTQの人口割合
● SOGIハラスメント
● アウティング
●トランスジェンダーの理解
●ダイバーシティ経営とLGBTQ
第2章 部下がLGBTQかも?と思った時のQ&A
第3章 カミングアウトを受けた時の対応
第4章 カミングアウトを受けた後のQ&A
第5章 LGBTQもそうでない人も働きやすい職場作り
第6章 LGBTQ部下とのコミュニケーションのコツ
● セクシュアリティを尊重して関わる
● 伝える内容以上に「伝える順番」を意識しよう
● ネガティブな話題の後ほど相手に喋らせる
● 部下の力を引き出す「期待」、部下の力を奪う「期待」
● LGBT部下には「事実」と「解釈」を区別して「事実だけを見る」サポートをしよう
● LGBTQに抵抗を感じる自分を許し、感情と行動を分けよう
● 怒りに任せてハラスメントするリスクを回避する
● 上司自身の自己重要感を自分で満たす
●「セクシュアリティは大切な話だが“問題”ではない」と伝えよう
● LGBTQの部下には率先して「ネガティブな自己開示」をしよう

著者略歴

著:宮川 直己
トランスジェンダー当事者 組織の生産性向上と人間関係改善をサポートするメンタルコーチ 株式会社マクアケデザイン代表取締役 九州大学文学部卒(人間科学科地域福祉社会学専攻) 30代半ばで男性として生きることを決意。 性同一性障害の診断を受け、身体療法および戸籍名の変更を行う。 同時に女性としての過去を捨てるため市役所を退職。 しかしその後はセクシュアリティを隠すために嘘を重ねる毎日で、生きることの苦しみは逆に深まるばかりとなる。 あるとき、期せずしてカミングアウトする機会に遭遇。 自分を偽らずに受け入れてもらう体験が、何よりも人をエンパワーメントすることを実感。 現在はトランスジェンダー当事者であることをオープンにして生活している。 2016年より心理学、脳科学、NLPを用いたコンサルティング事業を開始。 管理職を対象としたコミュニケーション講座やメンタルコーチング等を提供している。
監:内田 和利
1981年、神奈川県生まれ。 横浜市で生まれ育ち、中学生の頃から同性に対して興味を持つようになる。 同じ頃、弁護士という目標を抱き、専修大学法学部を卒業後、司法試験に合格。 相続や離婚、不動産関係の案件に加え、LGBTQに関する法的問題や格闘家の契約関係などを扱う。

ISBN:9784426128036
出版社:自由国民社
判型:A5
ページ数:288ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ