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「戦後再発見」双書 6

「日米指揮権密約」の研究

自衛隊はなぜ、海外へ派兵されるのか

著:末浪 靖司

紙版

内容紹介

自衛隊はすでに何年も前からアメリカにまで出かけていって、戦争をする訓練を米軍と一体となって行っている。憲法九条を国是とする日本でどうして、そんなことが許されるのか。その本当の理由は「戦争になったら自衛隊は米軍の指揮下に入る」という日米の秘密の取り決め、いわゆる「指揮権密約」にある。この密約はいかにして結ばれたのか? 密約を実行するために日米政府は何をしてきたのか? 戦後日米関係の“真実”に迫る。

目次

序章 富士山で訓練する米軍と自衛隊  
第1章 指揮権密約の起源 1949~50年
第2章 指揮権密約の成立 1951~52年
第3章 安保改定でどう変わったか 1953年~1960年
第4章 密約の実行をめぐる攻防 1961年~1991年 
第5章 米軍は自衛隊を地球的規模で指揮する 1992年~現在

著者略歴

著:末浪 靖司
1939年生まれ。大阪外国語大学(現・大阪大学)卒。ジャーナリスト。日本平和委員会常任理事。
著書に『対米従属の正体』『機密文書にみる日米同盟』(以上高文研)、共著書に『検証・法治国家崩壊』(創元社)などがある。

ISBN:9784422300566
出版社:創元社
判型:4-6
ページ数:336ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2017年10月
発売日:2017年10月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS