家裁調査官が見た現代の非行と家族
司法臨床の現場から
編:廣井 亮一
紙版
内容紹介
非行や犯罪は、その時代を映し出す鏡と言われる。同様に、離婚やDV、児童虐待などの家族をめぐる問題には、夫婦関係や親子関係の歪みが直截に示される。本書は、家庭裁判所で取り扱われる少年事件・家事事件を体系的に分類した上で、各類型を歴史的変遷や社会的背景を踏まえて緻密に考察、現代の少年と家族の実相を描き出す試み。司法や心理をはじめ、教育、福祉、行政、マスコミなど非行や家族の問題に関わるすべての人々へ。
目次
目次
はじめに
第I部 司法臨床の視点
家庭裁判所と家庭裁判所調査官
司法臨床による少年非行と家族紛争の類型
第II部 現代の非行
非行総論――少年事件に見る現代の非行
第I類型(反社会的問題行動群)
暴力非行
集団非行
第II類型(不特定対象型問題行動群)
ネット非行
万引き非行
第III類型(非社会的問題行動群)
薬物非行
女子非行
第IV類型(親密圏型問題行動群)
校内非行
家庭内暴力
第III部 現代の家族
家事総論――家事事件に見る現代の家族
I 夫婦関係
離婚と子どもの奪い合い
ドメスティック・バイオレンス
II 親子関係
児童虐待
面会交流の争い
III 親族関係
遺産分割
高齢者虐待
IV 多問題家族
複合問題
おわりに
ISBN:9784422115870
。出版社:創元社
。判型:4-6
。ページ数:336ページ
。定価:2400円(本体)
。発行年月日:2015年03月
。発売日:2015年03月24日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNAA。