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東京藝大で教わる西洋美術の見かた 完結

基礎から身につく「大人の教養」

著:佐藤 直樹

紙版

内容紹介

本書は、東京藝術大学で実際に行われている
講義に基づいて作られた西洋美術の入門書です。
通史的に作品を概説するのではなく、
著者の視点で選んだ個々の作品について、
そこに込められたメッセージをわかりやすく読み解きます。
クローズアップや補助線の導入など、
読者の理解を助けるビジュアルも多用。
楽しみながら、知らず知らずのうちに
鑑賞眼が鍛えられることを意図しています。
カルチャー・センターなどでは学べない作品も多数掲載。

目次

 1. 序章/古典古代と中世の西洋美術

ルネサンス アルプスの南と北で
 2. ジョット/ルネサンスの最初の光
 3. 初期ネーデルラント絵画1/ロベルト・カンピンの再発見
 4. 初期ネーデルラント絵画2/ファン・エイク兄弟とその後継者たち

ルネサンスからバロックへ 天才たちの時代
 5. ラファエッロ/苦労知らずの美貌の画家
 6. デューラー/ドイツルネサンスの巨匠
 7. レオナルド/イタリアとドイツで同時に起きていた「美術革命」
 8. カラヴァッジョ/バロックを切り開いた天才画家の「リアル」
 9. ピーテル・ブリューゲル(父)/中世的な世界観と「新しい風景画」

古典主義とロマン主義 国際交流する画家たち
 10. ゲインズバラとレノルズ/英国で花開いた「ファンシー・ピクチャー」
 11. 19世紀のローマ1/「ナザレ派」が巻き起こした新しい風
 12. 19世紀のローマ2/アングルとその仲間たち
 13. ミレイとラファエル前派/「カワイイ」英国文化のルーツ
 14. シャルフベックとハマスホイ/北欧美術の「不安な絵画」
 15. ヴァン・デ・ヴェルデ/バウハウス前夜のモダニズム

著者略歴

著:佐藤 直樹
東京藝術大学美術学部教授。博士(文学)。1965年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程中退。
ベルリン自由大学留学、国立西洋美術館主任研究員を経て、2010年より東京藝術大学勤務。
専門はドイツ/北欧美術史。編著書に『芸術愛好家たちの夢 ドイツ近代におけるディレッタンティズム』(2019年)、
『ヴィルヘルム・ハマスホイ—沈黙の絵画』(2020年)、『ファンシー・ピクチャーのゆくえ 英国の「かわいい」美術の誕生と展開』(2022年)ほか。

ISBN:9784418202201
出版社:世界文化社
判型:4-6
ページ数:264ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1D