<第Ⅰ巻目次>
第1編 総 論
1:損害賠償についての概観〔藤村和夫〕
2:複雑困難事件の審理〔矢作和彦〕
第2編 民法上の不法行為の損害賠償に関する複雑困難事件
第1章 一般不法行為における複雑困難事件と損害賠償
基礎:近時の事件における不法行為の複雑姓に関しての概要〔大塚 直〕
Case1:所有権移転登記における司法書士の責任〔田中朝美〕
Case2:弁護士会照会拒否事件〔渡邊涼介〕
Case3:個人情報漏えい事件〔浜辺陽一郎〕
Case4:原発事故の損害賠償に関する立法方法と損害認定〔馬奈木厳太郎〕
第2章 使用者責任における複雑困難事件と損害賠償
基礎:使用者責任の展開・意義〔青野博之〕
Case5:逆求償事件〔佐藤久文〕
第3章 責任無能力者の監督責任における複雑困難事件と損害賠償
基礎:監督者責任の性質,監督義務者該当性及び免責事由等に関する議論の概要〔三木千穂〕
Case6:JR東海事件〔山口斉昭〕
Case7:サッカーボール事件〔小島崇宏〕
第4章 土地工作物責任における複雑困難事件と損害賠償
基礎:土地工作物責任の概要〔松本幸治〕
Case8:区分所有者の管理組合の占有者該当性〔安則亮介〕
Case9:土地工作物責任における瑕疵の判断〔吉直達法〕
第5章 共同不法行為における複雑困難事件と損害賠償
基礎:共同不法行為論の現状,問題点の概要〔渡邉知行〕
Case10:交通事故における共同不法行為〔古笛恵子〕
第6章 保険金請求における複雑困難事件と損害賠償
基礎:損害賠償と責任保険,傷害保険等の関係の概要〔松田真治〕
Case11:損害保険金事件〔王学士〕
Case12:自動車乗降時の事故〔植草桂子〕
Case13:人傷一括払と自賠責保険の回収〔山﨑雄一郎〕
第7章 倒産手続における複雑困難事件と損害賠償
基礎:損害賠償請求権の倒産手続における取扱いの概要〔金澤大祐〕
Case14:アーバンコーポレーション事件とその後の問題〔金澤大祐〕
<第Ⅱ巻 目次>
第3編 個別の損害賠償に関する複雑困難事件
第1章 医療事件に関する損害賠償
基礎:医療事件に関する損害賠償の概要〔峯川浩子〕
Case15:先端医療,リスクの高い医療の実施判断〔金崎浩之〕
第2章 交通事件に関する損害賠償
基礎:交通事件に関する損害賠償の概要〔金丸義衡〕
Case16:名義貸しによる運行供用者責任を認めた事例〔吉村和貴〕
Case17:人身損害賠償における定期金賠償の活用〔松居英二〕
Case18:航空運送契約に関する損害賠償(モントリオール条約)〔菅原貴与志〕
第3章 インターネット上の不法行為に関する損害賠償
基礎:インターネット上の不法行為に関する損害賠償の概要〔上机美穂〕
Case19:デジタルプラットフォーム事業者による不法行為〔渡邊涼介〕
第4章 環境事件に関する損害賠償・差止請求
基礎:環境事件に関する損害賠償・差止請求の概要〔大坂恵里〕
Case20:高塚山開発工事差止等請求事件〔中下裕子゠尾谷恒治〕
第5章 労働事件に関する損害賠償
基礎:労働問題に関する損害賠償の概要〔松井丈晴〕
Case21:過労死に関する損害賠償〔渡邊涼介〕
Case22:パートタイム労働の待遇差に関する損害賠償〔渡邊涼介〕
Case23:LGBT問題に関する損害賠償〔吉原恵太郎〕
第6章 知財事件に関する損害賠償
基礎:知財事件に関する損害賠償の概要〔石井美緒〕
Case24:特許権侵害に関する損害賠償〔中川淨宗〕
第7章 消費者被害事件に関する損害賠償
基礎:消費者被害事件に関する損害賠償の概要―消費者法の民事的規制の側面〔高橋めぐみ〕
Case25:消費者被害事件に関する損害賠償〔帷子翔太〕
第8章 金融商品被害事件に関する損害賠償
基礎:金融商品被害事件に関する損害賠償の概要〔鬼頭俊泰〕
Case26:金融商品の説明義務違反に関する損害賠償〔鬼頭俊泰〕
Case27:有価証券報告書等の虚偽記載に基づく発行会社に対する損害賠償請求〔遠藤元一〕
第9章 会社事件に関する損害賠償
基礎:会社事件に関する損害賠償の概要〔大久保拓也〕
Case28:株主代表訴訟に基づく損害賠償〔菱田昌義〕
Case29:取締役の対第三者責任に基づく損害賠償〔林康弘〕
第10章 システム開発事件に関する損害賠償
基礎:システム開発事件に関する損害賠償の概要〔戸髙広海〕
Case30:システム開発契約に基づく損害賠償〔戸髙広海〕
第11章 運動型事件に関する損害賠償
基礎:運動型事件に関する損害賠償の概要〔松嶋隆弘〕
Case31:日大愛校心訴訟〔松嶋隆弘〕