出版社を探す

精神療法の饗宴

Japan Psychotherapy Weekへの招待

編著:井上 和臣

紙版

内容紹介

我が国の精神科臨床に欠かすことのできない複数の精神療法、すなわち精神分析療法・森田療法・認知療法について討議し学ぶ機会として企画されたのがJapan Psychotherapy Weekである。本書は、2015年より毎年開催されているこの学術講演会において、精神科臨床をそれぞれの立場で牽引してきた一流の臨床家たちが、そこで語った内容を元に書き下ろし、編まれた。
学派を越えて、ベテランの経験と知恵から学ぶことのできる、刺激的な1冊である。

目次

プロローグ――プラトン『饗宴』から(井上和臣)

第一夜 精神療法を考える
――認知療法・認知行動療法の立場から――

第1章 認知療法・認知行動療法――誤解を超えて(大野 裕)

第二夜 精神療法を識る
――和と洋の邂逅――

第2章 わたし流・和と洋の邂逅――流派間の往復書簡,表現療法~森田療法との対話,そして複雑性PTSDでの応用(原田誠一)
第3章 精神療法が根をもつこと(中村 敬)

第三夜 精神療法を学ぶ
――サイコセラピーの道――

第4章  認知行動療法の効率的な学び方(藤澤大介)
第5章 精神分析的精神療法を身につけるために学ぶべきこと(生地 新)
第6章 支持的精神療法を学ぶ――「普通の臨床的配慮」を磨く(青木省三)

第四夜 精神療法を活かす
―― 一か多かUnity or Diversity ――

第7章 認知行動療法を多職種に役立てる――精神看護領域への適用と有用性(岡田佳詠)
第8章 森田療法の臨床――《受容》のプロセスと他学派との比較(久保田幹子)
第9章 日常臨床と精神分析――懐に抱く(髙野 晶)

エピローグ――世阿弥『風姿花伝』から(井上和臣)

著者略歴

編著:井上 和臣
内海メンタルクリニック認知療法研究所所長、精神科医、医学博士

ISBN:9784414416596
出版社:誠信書房
判型:A5
ページ数:250ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2019年07月
発売日:2019年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ