出版書誌データベース

世界累計７５万部以上の、科学的説得のベストセラーが、最新の研究成果を盛り込み、さらなる進化を遂げた。人から承諾を得る秘訣の数は、これまでの５０個から６０個に増え、「見た人を買う気にさせたバナー広告の作り方」や「プレゼンテーションで優位に立つ発表順」、「自社の熱心なフォロワーを獲得した方法」など、仕事や日常の交渉場面で、すぐに使える技法が拡充された。訳文も再検討し、本格的内容をいっそう読みやすく仕上げた。

原書名：YES！ 60 secrets from the science of persuasion　10th Anniversary Edition



具体例をまとめた秘訣が好評の「実践編」に、待望の第二版が刊行

・実例を増やし、ビジネスと日常生活のより多くのシーンに対応した。

・影響力の武器シリーズ『影響力の武器［第三版］』、『影響力の武器　戦略編』、『影響力の武器　コミック版』、『ＰＲＥ?ＳＵＡＳＩＯＮ　プリ・スエージョン』も併せて読めば，知識をより強力にできる。



読みやすいのに本格的で実用的

・収録された60の秘訣は、すべて科学的裏付けが証明済。

・短く、分かりやすい秘訣は、ビジネスにも日常生活にもすぐに応用できる。

・お金や時間をかけずに実施できるので、費用対効果も抜群。

・第二版では訳文をさらに見直し、より読みやすくなった。



説得の秘訣ピックアップ

・交渉成功率をすぐに20％以上増加させた簡単な方法とは？

・相手を協力的に変える話し方のポイントは？

・値上げや炎上でも離れない、自社の熱心なフォロワーを獲得した方法とは？

・聞き手を最後まで引きつけておく冒頭の一手とは？

・プレゼンテーションで優位な順番の見極め方は？

・見た人が「買いたい」と思った広告の作り方は？

・電話の取次ぎに、添えるだけで売り上げが大幅アップした一言とは？



たとえばこんなシーンで本書を読めば結果が変わる

・値引きを提案しても交渉がまとまらず苦戦する。

・ダイエットや栄養改善などの、アドバイスに従わない患者に手を焼いている。

・仕事が多いときに、チームのやる気を引き出し生産性を高めたい。

・駅など公共の場所で、マナー向上の呼びかけの効果が上がらず困っている。

・顧客に迷惑をかけたときに、クレームにつながらない説明をしたい。

・相手が方針転換を拒んで意固地になってしまった。

・同僚に仕事を頼むときに、快く引き受けてもらいたい。

・ネットオークションや競争入札で、最初の価格設定に悩んでいる。

まえがき
はじめに

1　不便を感じさせて高める説得力　　
2　バンドワゴン効果をパワーアップ　　
3　社会的証明の思わぬ落とし穴　　
4　「平均値の磁石効果」を防ぐには　　
5　選択肢が多すぎると買う気が失せる　　
6　「何もしない」という選択肢が影響力を高めることも
7　特典のありがたみが薄れるとき　　
8　上位商品の発売によって従来品が売れ出す不思議　　
9　いかにして説得の試みに「Ｘファクター」を与えるか
10　三位が二位より好ましいときとは
11　恐怖を呼び起こす説得の微妙な効果　　
12　チェスに学ぶ、うまい一手　　
13　影響力をしっかり貼り付けるオフィス用品　　
14　ミントキャンディーの置き場所再考　　
15　お願い事が次の取引をひと味変える
16　与えることが人を動かす　　
17　説得の効果を高める、企業の社会的責任(CSR)
18　感謝の気持ちを蘇らせる一言　　
19　千里の道も一歩から　　
20　ラベリング・テクニックの上手な使い方　　
21　簡単な質問が相手の協力を引き出す　　
22　人を目標に結びつける積極的コミットメント　　
23　複数の目標を達成する鍵とは
24　一貫性をもって一貫性を制す　　
25　フランクリンから学ぶ説得のコツ　　
26　朝の通勤中にお喋りをする効能
27　小さなお願いが引き出す大きな成果　　
28　安くする？　高くする？　オークションの売り出し価格　　
29　さりげなく能力を際立たせる　　
30　優れたリーダーの力を最大限発揮させるには　　
31　機長症候群の教訓　　
32　集団思考の落とし穴　　
33　悪魔の代弁者の効用　　
34　最良の教材は過去の失敗例　　
35　短所を長所に変える最善策　　
36　弱点も見せ方次第　　
37　過ちを認めて、防止に全力投球　　
38　システム障害発生。でも責任者は救われる　　
39　類似点が導く大きな力　　
40　ウェイターから学ぶ説得術　　
41　お高くとまったほうが功を奏する場合もある
42　人の気持ちを変える本物の笑顔　　
43　日付違いのマグカップが完売した理由　　
44　損失回避と希少性の原理から得られる教訓　　
45　説得を後押しする決めの一言　　
46　想像しやすさが成否を分ける　　
47　問いかけか、言い切りか。メッセージを効果的にする要因とは
48　読みやすく簡潔に、が鉄則　　
49　韻を踏むことで増す影響力　　
50　バットリングと知覚コントラストの関係　　
51　一足早いスタートでロイヤルティを勝ち取る　　
52　クレヨン箱の中にある説得のヒント　　
53　聞き手を最後まで引きつけておく冒頭の一手
54　どこまでも、どこまでも、伝わるメッセージ　　
55　鏡のなかの「望ましい自分」が人を導く　　
56　交渉ごとに悲しみは御法度　　
57　注意を鈍らせる感情の高まり　　
58　明晰な意思決定は睡眠から　　
59　「トリメチル・ラボ」で手に入れる影響力増強薬　　
60　どうすれば広告の効果がもっと長引くか

二十一世紀における影響力
倫理的な影響力
影響力の実例
謝辞
監訳者あとがき　　
インフルエンス・アット・ワーク　　
参考文献・覚え書き　

著：ノア・Ｊ・ゴールドスタイン
Noah.J.Goldstein｜UCLAアンダーソン・スクール・オブ・マネジメント教授


著：S・マーティン
Steve.J.Martin（Stephen Martin）｜インフルエンス・アット・ワーク（ＵＫ）常務取締役

著：ロバート・Ｂ・チャルディーニ
Robert B. Cialdini｜アリゾナ州立大学名誉教授、社会心理学者、Influence at Work社代表