核エネルギー言説の戦後史　1945-1960

「被爆の記憶」と「原子力の夢」

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著：山本　昭宏

出版社：人文書院

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内容紹介

1945年8月、広島・長崎は焦土と化した。戦後日本はその廃墟から、原子力への恐怖と平和の願いを抱き出発したはずであった。しかし、わずかその数年後、原子力の平和利用という夢に人々は熱狂する。被爆の記憶があったにもかかわらず、いやそれがゆえに…。本書は、敗戦からの15年間、原爆と原子力という二つの「核」をめぐって何が言われ、人々はそれをどのように受け止めたのか、中央メディアから無名作家たちのサークル誌までを博捜し社会全体を描き出す。1984年生まれの新鋭、デビュー作。