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家の馬鹿息子 4

ギュスターヴ・フローベル論(1821年より1857年まで)

著:ジャンーポール・サルトル
監:鈴木 道彦
監:海老坂 武

紙版

内容紹介

 名医を父に、秀才を兄に持ち、次男として劣等感を刻印されて育った未来の文豪フローベル。幼少期の錯綜した環境を追跡し、作品を緻密に分析しながら、人間の現実界と想像界の関係を全体的に捉えたサルトル畢生の大作。 第四巻では、原書第2巻の第3部を取り扱う。

著者略歴

監:鈴木 道彦
1929年東京生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。一橋大学、獨協大学教授を経て、現在、獨協大学名誉教授。 著書に『サルトルの文学』(紀伊國屋書店)、『プルースト論考』(筑摩書房)、『異郷の季節』(みすず書房)、『プルーストを読む』、『越境の時』(共に集英社新書)など。 訳書にF.ファノン『地に呪われたる者』(共訳、みすず書房)、J-P.サルトル『嘔吐 新訳』(人文書院)など多数。 M.プルースト『失われた時を求めて』(全13巻、集英社)の個人全訳で、2001年度讀賣文学賞、日本翻訳文化賞受賞。
監:海老坂 武
1959年、東京大学仏文科卒業、1966年、同大学院博士課程単位取得退学、同年より一橋大学勤務、のち教授。1996年、定年退官、関西学院大学教授。2002年退職。ジャン=ポール・サルトル、フランツ・ファノンなど、左翼抵抗思想の文学を専攻、翻訳し、評論活動をおこなう。また1986年、独身生活を勧めた『シングル・ライフ』がベストセラーとなる。訳書にサルトル『実存主義とは何か』(人文書院)、共訳書に、F.ファノン『地に呪われたる者』(みすず書房)、J・ジュネ『恋する虜』ほか多数。

ISBN:9784409140666
出版社:人文書院
判型:A5
ページ数:450ページ
定価:15000円(本体)
発行年月日:2015年02月
発売日:2015年02月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB