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古地図で訪ねるあの頃の東京

著:荻窪 圭

紙版

内容紹介

『昭和』の地図は、懐かしさと秘密がいっぱい! 約70×48cmの大判地図つき!

地形図とは異なり、さまざまな民間・公的情報が編集された、地図好き垂涎の「古い市販地図」。古道の研究家にして地図大好きな著者がコツコツ買い集めた、大正~昭和30年代の「古い市販地図」を読み解きます。中には「一瞬」だけ何かが掲載されている地図も! 転変激しい東京だからこそ見て楽しい、古地図の世界。

(主な内容)
●第1章 誰もが知る場所を古地図で見ると
麻布台…「台」ではなく「谷」だったころ
池袋…サンシャイン60と巣鴨プリズン
渋谷…電車も街も整理される前の猥雑な姿
新宿…昭和のデパート、令和のデパート
銀座…老舗と最先端が同居する「拡大」してきた町
六本木…戦後急速に人が集まった古い町
業平橋…東京スカイツリーと駅付近はあやかりがち!?

●第2章 今と異なる古地図の鉄道・駅
代田…短期間に頻繁に変わった鉄道路線図
学芸大学…学校名と駅名の関係
調布…調布駅が二つあった時代

●第3章 戦争の影響を色濃く受けた戦中・戦後の地図
淀橋浄水場…一時、草っ原になった!? 西新宿の変遷
十条・王子…かつて軍事施設があった町
丸の内…地図に描かれた敗戦後

●第4章 古地図で見る区界の謎解き
東京22区…5ヶ月に満たない22区時代の熱い想い
世田谷区…2年遅れて「世田谷区」となった千歳・砧
足立区・葛飾区…蛇行する区界はなぜそうなった?

●第5章 古地図に描かれた100年前の道路計画
震災復興計画…幅員72mの道路が作られるはずだった
淡島通り…環七通りにぶつかって終わり「だった」道路
環二通りと環四通り…長い眠りから覚めた計画

著者略歴

著:荻窪 圭
1963 年生。IT 系ライターにして猫写真家、古道・古地図愛好家。スマホやカメラ関連のレビュー記事を書きつつ、猫写真家としてascii.jpに「這いつくばって猫に近づけ」を連載したり、古道・古地図愛好家として目黒学園カルチャースクール「東京古道散歩」や「まいまい東京」の街歩きガイドをつとめるなど趣味と仕事の境界線が限りなく曖昧な日々を送っている。著書に『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』『古地図と地形図で発見! 江戸・東京の〈はじまり〉を歩く』(共に山川出版社)他多数。

ISBN:9784408651149
出版社:実業之日本社
判型:A5
ページ数:144ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2024年11月
発売日:2024年11月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WTL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:WTR
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ