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カルヴァン政治思想の形成と展開

自由の共同体から 抵抗権へ

著:住田 博子

紙版

内容紹介

独裁的な神政政治か、
近代的自由の先蹤か。

本書は、カルヴァンの共同体論をその聖礼典論を手がかりに探求するという斬新な視点を通して、カルヴァンの自由論とジュネーヴの国家教会体制の実践を整合的に理解することを目指す若手研究者の労作。政治思想史と神学の両者におけるカルヴァン観に新たな刺激を与えるであろう。

目次

【目次より】

序 章 問題の所在
第1章 カルヴァン時代のジュネーヴの国家教会体制
第2章 カルヴァン神学体系における自由と制度
第3章 再洗礼派批判にみる教会の構成論理
第4章 「神の民」共同体としてのジュネーヴ
     ――聖俗両権による神への奉仕
第5章 カルヴァン派の政治権力観
     ――包摂から抵抗へ
終 章

著者略歴

著:住田 博子
すみた・ひろこ氏は東京外国語大学をへて首都大学東京社会科学研究科で学ぶ。政治学博士(首都大学東京)、首都大学東京オープンユニバーシティ講師。

ISBN:9784400424482
出版社:新教出版社
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMB