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単行本

池上彰の日本現代史集中講義

著:池上 彰

紙版

内容紹介

日本に民主主義はあるのか? 戦後史から何を学ぶのか?
政治、経済、外交、安全保障、エネルギー……
学校では教えてくれない現代史を池上さんと一気に振り返る集中講義。

・自民党はなぜ強い?
・「安倍一強」がもたらした忖度政治
・日本と韓国はなぜ揉めている?
・金融緩和の出口とは?

安倍政権の振り返り、戦後の日米関係、旧統一教会と自民党の関わり、政治とメディアの関係など、
戦後、現代の日本をつくってきた様々な事象を池上さんが徹底解説。

戦後の日本を知るために

大事なことは、過去の歴史の事象が、いまにどのようにつながってくるのかということを理解することです。
ところが日本では、とりわけ第二次世界大戦後の現代史についての授業がなおざりにされています。
というのも、現代史は歴史的価値が定まっていないことが多いからです。
(「はじめに」より)

(本書より)
・「美しい国、日本」……安倍政権が目指したもの
・森友、加計、桜……「安倍一強」が生んだ忖度政治
・コロナ対策、東京五輪をめぐる問題
・保守vsリベラルはなぜ対立している?
・自民党と民主党、二度の政権交代の意味
・「旧統一教会」とは何か?
・日韓の棘「慰安婦問題」
・北朝鮮への賠償問題はまだ解決していない
・軍隊のようで、軍隊でない自衛隊
・米軍が日本に駐留する理由
・日本も戦争に巻き込まれる?
・日本は「世界で唯一、成功した社会主義国」?
・小泉政権の構造改革が格差を広げた?
・リーマンショックの打撃で「長期デフレ」へ
・メディアへの監視を強めた安倍政権
・日本の「報道の自由度」G7で最下位
・唯一の被爆国がなぜ原発を推進するのか?
・第二の敗戦、東日本大震災の衝撃

目次

【目次】
はじめに

第一章 日本型民主主義の危機
・安倍一強と日本型民主主義の危機
・安倍から菅、岸田へ……それでも強い自民党
・日本型民主主義の誕生と発展
・自民党と社会党の対立
・政治と宗教の関係

第二章 日本を取り巻く外交問題と安全保障
・日本と韓国はなぜ揉めている?
・「韓国併合」の評価めぐり対立
・日本を守るのは自衛隊? 米軍?
・自衛隊と集団的自衛権
・アメリカはなぜ沖縄を支配するのか

第三章 日本経済の光と影
・高度経済成長の功罪
・バブル景気がもたらしたもの
・失われた三十年はいつまで続く?

第四章 日本が抱える社会課題
・メディアは権力を監視しているか?
・原子力、エネルギー問題

おわりに
参考文献

著者略歴

著:池上 彰
池上 彰(いけがみ・あきら)
1950年、長野県松本市生まれ。ジャーナリスト。
慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年間「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。
2005年に独立した後は取材、執筆活動を続けながら、テレビ番組などでニュースをわかりやすく解説し、幅広い人気を得ている。
名城大学教授、東京工業大学特命教授、立教大学客員教授など、現在、11大学で教鞭をとっている。
『世界から戦争がなくならない本当の理由』、『もっと深く知りたい!ニュース池上塾』(共に祥伝社)、近著に『知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代――加速する分断』(KADOKAWA)など著書多数。

ISBN:9784396618087
出版社:祥伝社
判型:4-6
ページ数:304ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHTB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YPJH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:NHTB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:DNBH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 5:3MPB-JP-D