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祥伝社文庫

道化師の退場

著:太田忠司

紙版

内容紹介

心があるふりをして生きる僕が、証明したいのは母の無実。
はじまりは孤高の女性作家殺人事件――
死に臨む探偵が、最後に挑む難題とは?
追及は悲劇を呼び、ついに驚愕のラストが!?
『麻倉玲一は信頼できない語り手』著者の野心作!

往年の名優桜崎真吾は、数々の事件を解決し、探偵としても名を馳せていた――。膵臓癌で余命半年の彼を、青年永山櫻登が訪ねる。前年夏、作家来宮萠子が渋谷区松濤の自宅で刺殺された。凶器の指紋により容疑者とされた櫻登の母春佳は、「わたしに責任がある」と言い遺して自殺。無実を信じる櫻登は、桜崎に真相究明の助けを求めたのだ。だが、追及の先に浮かび上がったものとは!?

著者略歴

著:太田忠司
1959年、名古屋市生まれ。一人六役の離れ業に挑んだ90年のデビュー作『僕の殺人』以来、本格ミステリの先端を走る。22年に『麻倉玲一は信頼できない語り手』で徳間文庫大賞を受賞。祥伝社既刊に、作家探偵霞田志郎が天才ライバルと対決する『男爵最後の事件』までのシリーズや、『ルナティック ガーデン』『幻影のマイコ』などがある。

ISBN:9784396350062
出版社:祥伝社
判型:文庫
定価:860円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ