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祥伝社新書

嫉妬の正体

著:谷沢 永一

紙版

内容紹介

嫉妬が渦巻く日本社会で生きる術
著者いわく、「日本人は非常に嫉妬の感情」が強く、「社会的に高い位置にある人々や、経済的に恵まれている階層に対し、決して寛大」ではない。これは悪い面ばかりではなく、「他人より一歩でも先へと急ぎたがる心情があればこそ、日本の国力が現今に至るまで飛躍的に発展した」のである。人間誰しも、嫉妬からは逃れられない。松下幸之助が「嫉妬心は狐色に程よく妬かなければならない」と述べたように、その存在を認めていかに飼い馴らすか、そして他人からの嫉妬をどのように避けるかが肝要である。歴史上の人物から現代各界まで豊富な事例を紹介し、日本社会で生き抜く術を説いた名著、ここに復刊。
(以下、目次より)
嫉妬渦巻く「不思議の国」/学歴と嫉妬/嫉妬と内部告発/自分に近い人間の出世こそ人生最大の不幸である/独裁者を嫌う日本人の心性/歴史を動かした嫉妬/嫉妬に滅ぼされた豊臣家/西郷隆盛の呪い/嫉妬されなかった有名人/宗教は嫉妬心を水割りにする/女優の嫉妬/男の性・女の性/嫉妬心の思わぬ効用 ほか

※本書は2007年にビジネス社より刊行された単行本を新書化したものです。

目次

第1章 嫉妬の正体
第2章 嫉妬と私
第3章 嫉妬とアカデミズム
第4章 嫉妬と有名人
第5章 嫉妬の日本史
第6章 嫉妬と宗教
第7章 嫉妬の形態学
第8章 男の嫉妬・女の嫉妬
第9章 嫉妬の効用

ISBN:9784396116170
出版社:祥伝社
判型:新書
ページ数:272ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP