丹下健三 ディテールの思考
著:豊川 斎赫
紙版
内容紹介
本書は丹下建築のディテールや施工に焦点を当て、構造・設備エンジニアやゼネコン・メーカーの技術者などとともに考えるプロセスを記述し、いかに具体的に実現していったかを伝える。工学技術を最大限に取り込み、近代化を推し進めてきた一種の技術史として読める部分が、他の著書と大きな違いである。
目次
1 低層ラーメン構造―広島平和記念公園
2 高層ラーメン構造―旧東京都庁舎
3 高層ラーメン構造―香川県庁舎
4 シェルを用いた大空間への挑戦―広島子供の家と愛媛県民館
5 折版構造―今治市庁舎と今治市公会堂
6 プレキャスト・コンクリート―倉敷市庁舎と電通大阪支社
7 HPシェルによる大聖堂の建設と改修―東京カテドラル聖マリア大聖堂
8 サスペンション構造―国立屋内総合競技場
9 ジョイントコア―山梨文化会館
10 スペースフレーム―日本万国博覧会お祭り広場
11 超高層―赤坂プリンスホテル新館