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春陽堂文庫

忘れるが勝ち!

前向きに生きるためのヒント

著:外山滋比古

紙版

内容紹介

『思考の整理学』(ちくま文庫)外山滋比古の書下ろし!

人間が生まれ持った「忘れる」という能力が、いかに素晴らしいかを95年の長い人生を振り返りながら説く。
大ベストセラー『思考の整理学』(ちくま文庫)以来、著者が一貫して読者に提示してきた考え方のコツを交えながら
「忘却」の効用を披露し、前向きに生きてくための知恵が満載の一冊。

目次

第一章●忘却のすすめ
 むかし、むかし、あるところ
 ”忘れたころ……”によみがえる
 なつかしさは忘却によってはぐくまれる
 忘れてはいけないという思い込み
 遠くの富士が美しい
 偶然とケンカしない
第二章●思い出はつくられる
 忘れることから生まれる情緒
 思い出が美しい
 古い記憶は正しいか?
 歴史のつくられ方
 伝記と風化の関係
 平和な社会をつくる忘殺
第三章●忘れるための実践法
 忘れるのも才能のひとつである
 大事は小事を消去する?
 バカ騒ぎで上手に忘れる
 日記は忘れるため
 メモはとらぬにこしたことはない
 書評と本の運命
第四章●つよい記憶、よわい記憶
 歴史は風化から生まれる
 記憶のよい人、わるい人
 忘れる頭をつくるエクササイズ
 散歩は頭の体操
 忘却の創造した、なつかしのメロディ
 グッドナイトが先
第五章●忘れてこそ豊かな人生
 レム睡眠の自動的効果
 回想の中の母からの啓示
 頭のゴミ出しは健康のもと
 持病も忘れる
あとがき
外山滋比古インタビュー

著者略歴

著:外山滋比古
1923年、愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学英文学科卒業。1951年より、雑誌『英語青年』編集長となる。その後、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。現在は、お茶の水女子大学名誉教授。専門の英文学にとどまらず、思考、日本語論の分野で活躍を続ける。主な著書に、『思考の整理学』(ちくま文庫)、『外山滋比古著作集』(みすず書房)など多数。

ISBN:9784394904151
出版社:春陽堂書店
判型:文庫
ページ数:208ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2022年05月
発売日:2022年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNL
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1FPJ