春陽堂文庫
忘れるが勝ち!
前向きに生きるためのヒント
著:外山滋比古
紙版
内容紹介
『思考の整理学』(ちくま文庫)外山滋比古の書下ろし!
人間が生まれ持った「忘れる」という能力が、いかに素晴らしいかを95年の長い人生を振り返りながら説く。
大ベストセラー『思考の整理学』(ちくま文庫)以来、著者が一貫して読者に提示してきた考え方のコツを交えながら
「忘却」の効用を披露し、前向きに生きてくための知恵が満載の一冊。
目次
第一章●忘却のすすめ
むかし、むかし、あるところ
”忘れたころ……”によみがえる
なつかしさは忘却によってはぐくまれる
忘れてはいけないという思い込み
遠くの富士が美しい
偶然とケンカしない
第二章●思い出はつくられる
忘れることから生まれる情緒
思い出が美しい
古い記憶は正しいか?
歴史のつくられ方
伝記と風化の関係
平和な社会をつくる忘殺
第三章●忘れるための実践法
忘れるのも才能のひとつである
大事は小事を消去する?
バカ騒ぎで上手に忘れる
日記は忘れるため
メモはとらぬにこしたことはない
書評と本の運命
第四章●つよい記憶、よわい記憶
歴史は風化から生まれる
記憶のよい人、わるい人
忘れる頭をつくるエクササイズ
散歩は頭の体操
忘却の創造した、なつかしのメロディ
グッドナイトが先
第五章●忘れてこそ豊かな人生
レム睡眠の自動的効果
回想の中の母からの啓示
頭のゴミ出しは健康のもと
持病も忘れる
あとがき
外山滋比古インタビュー